山田製油の
一番絞りごま油
搾るのは一度だけ。
山田製油はこの ごま油 から始まりました。
- 「ええもんつこうてうまいもんつくる」
- 私たちは、品質のよい美味しいごまや素材を
仕入れる事にも「へんこ」に徹します。
一番絞りのごま油は飲めるほどまろやか。
山田製油独自の一番搾り製法でつくられた上質な味わい
- ごま本来の旨味を安心して
お楽しみいただくために - 山田製油では、一般的に行われる「抽出法」に頼らず、昔ながらの圧搾法で、さらに一番絞りだけを使用しおいしさと安全性をとことん追求しています。
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- 山田製油の
圧搾法
ごまの一番美味しい部分のみを搾る贅沢な製法ですが、山田製油のごま油の特徴であるサラリとして香りのよいごま油が出来るのです。
- 山田製油の
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- 通常の
圧搾法
一度の圧搾法で搾れる油は全体の約35%。いったん圧搾した搾りかすにはまだまだ油分が含まれているため、さらに2度、3度と搾ります。
- 通常の
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- 化学溶剤を
使った抽出法
原材料に含まれる油を、ヘキサンなどの溶媒に溶かして抽出し、あとでヘキサンなどを蒸発させることで残った油を、食用油として利用する方法で、ほぼ全ての油を抽出することができます。
- 化学溶剤を
一番絞り製品の特長
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- ごま油
- スタンダードな定番ごま油
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- 金ごま油
- 香り一番!はなやかな金ごまの香り
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- 黒ごま油
- 味一番!黒ごま特有の芳ばしいコク
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- エキストラバージンごま油
- 焙煎臭のない甘みのあるごま油
ごまは「焙煎」することで
香りが引き出されます。
職人は、ごまの状態を見極めその日の天候や湿度に応じ「焙煎具合」の調節をします。
マニュアルはありません。これも創業当時からかわりません。
作り続けるのは「ごまかしなしのごま油」
決してごまかさない『無添加』の製造工程をご紹介いたします。
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1日目
- 釜炒り
- 原材料の胡麻を炒ります
胡麻を炒ります。仕上がりを左右する最も重要なポイント。職人の判断(カン)が頼りになります。早すぎず遅すぎずその日の気温に応じて加減をします。レンガで囲まれた鉄釜では、じっくりと少しずつごまを炒ります。「ん〜、ええ香りやな。」
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1日目
- 圧搾
- 圧力をかけて搾ります。
炒りあがったごまに圧力をかけて搾ります。全体の3割しか取れない一番搾りだけをドラム缶に入れ、常温で冷まします。(最終的に製品になるのは、2割7分だけ)
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2日目
- 湯洗い・自然沈殿
- 湯洗いして不純物を取り除く
ドラム缶に入れたごま油にお湯を入れ、ぐるぐるかき混ぜたらドラム缶を密封して約3週間ねかせます。その間に、比重の重い水が不純物と一緒に沈殿し、うま味だけが油に残ります。
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3週間〜1ヵ月
- 精製
- 水分を飛ばして精製します。
自然熟成させた油の上澄みをとり、鉄釜に移して薪で加熱しわずかに残った水分を飛ばして「精製」します。このときも温度がポイントとなります。完全に水分をとばせる温度とセサモールという抗酸化物質が分解されてしまう温度とが微妙に近いため、注意深く火力を調節します。
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仕上げは濾紙で濾す
最後に濾紙を敷いた濾過器に入れて濾すと出来上がりです。
濾過してタンクにためた油をドラム缶にうつすのですが、コックをひねって、艶のある飴色の最初の一滴がポタッと落ちる瞬間が、一番嬉しいです。 -
こうして全行程約1ヵ月をかけ、
黄金色のごま油が出来上がるのです。
「ごまかしなしのごま油」
私の幼少時代の遊び場は胡麻油作りの作業場でした。 そこは細長い木造の建物で、天井の梁には大きなモーターが据え付けられ、滑車と平ベルトが焙煎窯や搾油機を動かしています。様々な音が交じり合い、焙煎される胡麻から立ちのぼる煙が漂う空間で、レンガ造りの竈に据え付けられた鉄製の大きな釜から炒りあがったごまを取り出している祖父と祖母の姿。その光景は今でも脳裏にくっきりと焼き付いています。
また、搾油機から絞り出たごま油や油粕から放たれる香りは私の鼻腔にしっかり残り、決して忘れることはありません。
作業場内の喧騒に負けないよう怒鳴るような大声で話す職人気質の祖父はちょっと怖かったのですが、仕事に厳しく綺麗好き。だから圧搾機はいつもピカピカに輝いていました。祖母はいつも笑顔で優しく、遊んでいる私に玄米おにぎりを作ってくれたのを思い出します。
いつでも鮮やかに蘇るこれらの作業場の光景は、今は私の記憶の中にしかありません。しかし今日の山田製油では、職人気質の祖父と優しい祖母のDNAをしっかりと引き継ぎ、清潔に保たれた工房で、”ええもん(いい材料)”を使って”うまいもん(美味しいもの)”を真面目に作り続けています。
山田製油のすべての始まりはこの「一番搾り胡麻油」から。
みなさま、先ずは是非「山田製油の一番搾り胡麻油」をご賞味ください。
山田康一