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- 2022.05.20
【もったいないへの挑戦!】食品ロス削減の取組① ~5月30日は「ごみゼロの日」
「食品ロス削減」のための取り組み
みなさん、最近気になっているコト、話題はありますか?
私が気になっているのが「コンポストでの堆肥づくり」。
家庭で出る生ごみや落ち葉等の有機物を、微生物の働きで分解・発酵させて堆肥に変えるというものです。
山田製油に入社してから「食品ロス削減」を意識するようになったのと、
友人がコンポストアドバイザーとして活動し始めたこと、
あとは娘が保育園で SDGs(持続可能な開発目標)を教えてもらったので、ちょうど娘が興味を持っている食関連で家庭でも取り組もう!と思うようになったのがキッカケです。
そんなわけで、まずは生ごみの削減を掲げて動き出したのですが、我が家で取り組もうとしているのが
①生ごみを出さないようにする
②どうしても発生してしまう生ごみを堆肥にして有効活用する
という2つです。
①については、無駄な食材を買わないようにしたり、
野菜の皮や茎など食べられるところまで切って捨ててしまうのを避けるために、
できるだけ無農薬の野菜を選ぶ(身体にも良いし一石二鳥ですね)、などをしています。
②については、できた堆肥を家庭内で活用しきれなさそう…と今まで見送っていたのですが、昨年引越しをしてプランタ―家庭菜園ができる!ということで実現に向けて動き出しました。
まだコンポストの検討段階ですが、うまく家庭内で循環させられたらいいなと思っています。
山田製油の「食品ロス削減」の取り組みは?
さて、5月30日は「ごみゼロ」の日。それに関連して、今回のブログは
山田製油での食品ロス削減の取組についてお伝えできればと思います。
食品ロスとは、まだ食べられる状態であるにもかかわらず、廃棄されるもったいない食品のことです。
日本で生じている食品ロスは年間 570 万トン(※1)。
この食品ロスのうち、山田製油をはじめとした食品製造業や外食産業から出る事業系が309 万トン(54.2%)、家庭系が 261 万トン(45.8%)あるようです。
(※1:農林水産省・環境省「令和元年度推計」)
食料を大量に生産、輸入しているのにその多くが捨てられている現実…
そして、ごみの廃棄にも多額のコストがかかり、環境負荷の問題も…
大切な資源の有効活用や環境負荷への配慮から、食品ロスを減らすことは必須。
それには、私たち消費者ひとりひとりの意識も大切ですし、
食品ロスの半数以上を出している事業側の取組も必要になってきます。
山田製油でもごま油を搾った後に出る油粕や、
ごまらぁ油の残渣などの食品ロスをいかに減らすことができるかを従前から模索し取り組んできました。
①油粕の有効活用
例えば、昔から行っているのが飼料・肥料としての有効活用。
養鶏場や農家さんなどに、油粕を飼料・肥料として使ってもらっています。
桂本店では、山田製油の油粕を食べて育った鶏が産んだ卵も販売しているんですよ。
また、 通販での野菜企画でもおなじみ、
桂高校さんでも農作物を作る際に肥料として使ってくださっています。
(この先、桂高校の生徒さんが丹精込めて作った野菜を桂本店や通販でも販売したいなと企画中です。詳細が決まり次第ご案内しますので、ぜひお楽しみに!)
②残渣の有効活用
もうひとつが、ごまらぁ油の残渣を使ったカレーの開発。
ゴマクロサロンでもファンが多いカレーです。
エキストラバージンごま油でじっくりお野菜を炒め、
数種のスパイスと、ごまらぁ油の製造工程でできる
桂皮・陳皮・八角などの香辛料ペーストを配合した
胡麻油屋ならではのオリジナルカレー。
植物性食材のみを使用しているので、胃もたれがしません。
もちろん添加物不使用。
▼通販でも冷凍カレーを販売していますので、ぜひぜひお召し上がりくださいね。
さらなる「食品ロス削減」に挑戦!
そんな取組の中、さらなる削減を実現すべく、へんこ社長が大学院へ通って食品ロスの製品化についての研究を行い(※2)、新たな製品も開発されました。
長くなってきたので、この話については次回のブログでお話できればと思います。
※2: へんこ社長の研究成果は、2019 年に学術論文としても発表されているので
早く話の続きが聞きたい!という方はよろしければまずは論文をお読みくださいね。
加登 豊・山田 康一「食品ロスの製品化 −マテリアルフローコスト会計を活用して−」,原価計算研究 2019 Vol.43 No.1
論文といっても難しすぎることもなく、とっても読みやすい文章なので気軽に読んでいただけたらと思います♪
最後までお読みいただきありがとうございました。
次回もぜひお楽しみに(^-^)/