- 今日(京)のおばんざいなぁに
- 2019.02.12
なめらか食感~セサミ・チョコ
2月に入ると、あちらこちらで
バレンタイン商戦が過熱しています。
いつのころからか1月の半ばころから…お正月気分が
抜けるか抜けないか、という頃から、デパート等では
チョコレートの特設会場ができて、
普段は、お目にかかれない外国製の宝石のようなきらびやかなものから
シンプルなものまで、
国内メーカーも、見た目も味も多彩なチョコが 所せましと並んでいます。
そもそもバレンタインデーの起源は、
ローマ皇帝に迫害されてバレンティヌスという司祭が殉教した日だそう。
ローマ帝国では、士気が下がるからという理由で兵士の結婚が認められて
いなかったのに、バレンティヌスさんは、兵士を結婚させ、そのため処刑された
のだとか。
ローマ帝国の残虐な出来事は、1700年以上の時の流れを経て、
どこでどうなったのか、日本では、
女性が思いを寄せる男性にチョコレートを贈る日になりました。
ただ、それが少しずつ形を変えて…
義理でチョコをばらまき…高価なお返しを期待して
気持ちのこもらないチョコを渡したり…
また、友達同士でチョコを交換したり、
仲間うちや家族で、美味しいチョコを楽しんだり…
最近では、自分が味わうために…という風にもなっている様子。
うちでは、娘が中学生だった6~7年前は、手づくりのチョコを
教室で女子だけで交換する…というブームの時で、
前夜は台所がチョコレート工場化?!していました。
今年はどういう傾向なのか、よく知りませんが、いずれにしろ、
「チョコレート」に大きく注目が集まる日であることは確か。
義理とか流行にのるだけのチョコレートには、首をかしげますが、
感謝の気持ちが伝えられたり、コミュニケーションが深まるのなら、
手作りでも市販のものでも、チョコがそのツールになるのは
素敵なことだと思います。
さておき、先日、デパートのチョコ売り場を一回りして、
やっぱり値段の高さに手が出なかった私は
家族や友達と楽しむチョコレートを手づくりしました。
今年は、胡麻製品を使った生チョコ。
くっきんぐせさみおいるを練りこんだ滑らかな生チョコに、
炒りごまを付けた、香ばしく、そして、とろける生チョコです。
生チョコといえば、チョコレートに生クリームを加える、
というレシピが一般的ですが、
生クリームの代わりにくっきんぐせさみおいるを使っても、
とても美味しく出来ます。
ねっちりとした、クリーミーで口どけのいい生チョコ、
原料を聞くとびっくりされるほど。
仕上げの炒りごまは、香ばしいだけでなく、
もし、表面がきれいに出来なかった時にはカバーしてくれ、
また、指でつまんでも直接チョコに触れないので、食べやすいです。
是非作ってみてください。
■ セサミ・生チョコ
【材料】(ミニ・パウンド型 (12×7cmくらい)2台分
または小さい流しかん・四角い保存容器など)
◇ホワイトチョコ
ホワイトチョコレート 80g
くっきんぐせさみおいる・牛乳 各小さじ1.5
白炒りごま 適宜
◆スイートチョコ
スイート・チョコレート 70g
くっきんぐせさみおいる・牛乳 各小さじ1.5
黒炒りごま 適宜
【準備】
・チョコレートは、小さいもの(コイン状、フレーク状など)はそのまま、
大きい場合は刻んでおく。
・型にオーブンペーパーをしいておく。
・炒りごまは、それぞれ炒っておく。
【作り方】
1.チョコレートをボールに入れ、湯煎で溶かして滑らかになるまで
静かによく混ぜる。(お湯は60~70℃)
2.牛乳とおいるは、それぞれ60~70℃に温める。
(電子レンジ加熱か、湯煎で)
3.1に2の牛乳を少しずつ入れて混ぜ、均一になると、おいるも少しずつ
加え混ぜ、 均一になるまで混ぜる。
4.型に流して冷蔵庫で冷やし固め、食べやすく切り分けて、炒りごまをまぶす。
※ 炒りごまはポイント的でも、全体的でも、色も…
お好みで付けてください。
※ 切るときには、ナイフを熱湯につけて温めてから切り分けます。
温まって少し溶けかかったチョコの表面に炒りごまを付けると
うまくくっつきます。
※ 仕上げに、ラム酒やブランデーを少し加え混ぜると、
香りのいい大人向けチョコになります。
※ 炒りごまは、さらに炒ることで、香りが高くなりますが、
そのまま使ってもOKです。
【今回使用したのはコチラ】
くっきんぐせさみおいる