- 今日(京)のおばんざいなぁに
- 2020.11.06
柿の白和え
山や野の草木が、
街中の街路樹の色が、
日に日に色づいてきました。
はや、霜月11月。
日中はのどかで穏やかな陽気の日が多いですが、
朝夕はずいぶんと冷え込みます。
「山粧う(よそおう)」というのは、
秋の季語で、紅葉で美しく彩られた秋の山を形容する言葉です。
今年は、新型コロナウィルスの影響で、家に籠る日々が多かった年、
木々が錦のように彩られる日々が待ち遠しいです。
さて、紅葉よりも一足先に、鮮やかな橙色に色づいたこちら…
柿です。
日本の秋の風物詩でもある柿は、
甘くて、値段も手ごろで、昔から馴染みのある果物…
…ですが、その栄養価の高さはあなどれません。
「柿が赤くなると医者が青くなる」という諺があるように、
かつては、医者いらずの万能薬のように重宝されていました。
ビタミンCとAや、ミネラルがたっぷり含まれています。
100gあたりのビタミンCは、いちごやキーウイよりも多い、
おそらく、手軽に食べられる果物の中では、トップクラス!
柿1個で、一日に必要なビタミンCをまかなえるほど!
風邪の予防や疲労回復に効果があります。
食物繊維も豊富で、腸内環境を整え、生活習慣病予防にも効果的。
免疫力を高める働きもあるので、嬉しいですね。
また、アルコールを分解する酵素を含んでいるので、
二日酔いを防ぐ効果もあるそうです。
きょうは、柿を使って、白和えを作りました。
豆腐に白練りごまを加えたなめらかな白和え衣、
甘みや、塩分をほとんど加えず、
柿の甘さや味わいを引き立てるようにしました。
ごまの香りが、柿とよく合い、
デザートやお茶うけにぴったり。
山田製油の練りごまは、
特製の石臼でゆっくりと時間をかけて挽くので、
香りが際立ち、とろ~りなめらかな口当たり。
やわらかな絹ごし豆腐と合わせると、
白和え衣が、コク深く、香り高く、クリーミー~♪
お好みで、小松菜や菊菜、こんにゃくなど
加えて、副菜にしても、いいですね。
是非作ってみてください。
◆ 柿の白和え
【材料】(約4人分)
柿 1個(かためのもの)
白練りごま 大さじ2(約35g)
(絹ごし)豆腐 約100g
白味噌・みりん 各小さじ1
うす口醤油 少々
炒りごま(黒・白) 各少々
【作り方】
1.豆腐は、キッチンペーパーで包んで水切りする。
2.白練りごまに白味噌、1の豆腐を加えてよく混ぜる。
みりんと醤油を加え混ぜる。
3.柿は1~2cm角に切って、2の衣で和え、
炒りごまを散らす。
【今回使用したのはコチラ】