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今日(京)のおばんざいなぁに
2019.09.16

栗蒸し羊羹~敬老の日に

今年は、9月16日が敬老の日です。

長年にわたり社会に尽くしてきた高齢の方々を敬い、
長寿を祝う日。
昨年 2018年の日本人の平均寿命は、
女性が87.32歳、男性が81.25歳
どちらも過去最高を更新したそうです。

ちなみに、100歳以上の方も、年々増えていて、
今年は7万人を超えたとのこと。
うち女性が6万人以上で、約88%を占めているそうです。

70歳のお祝いは「古稀」ですが、
かつては、70歳まで生きることは稀(まれ)な事、
でした。
今や、70歳では、老人と呼ぶのがふさわしくない、
若々しく元気な方がたくさんいらっしゃいます。

ただ、長寿に伴い、これから深刻化する高齢化社会の
さまざまな問題に直面することも多く、いろいろ考えさせられます。

なにはともあれ、
高齢者の方々の社会貢献が今の時代を作ってきたので、
敬老の日に限らず、常に敬老の精神を大切に
持っていたいものですね。

さて、きょう敬老の日に、栗羊羹を作りました。
たっぷり栗を入れた上品な蒸し羊羹です。

羊羹には、大きく分けて3種類あります。
いずれも、小豆と砂糖を主原料としていますが、

一つは、寒天で固めた練り羊羹。
多めの砂糖を加え、高温で練り上げて作るので
日持ちがします。
そして、夏の冷菓でお馴染みの水羊羹。
こちらは、砂糖も寒天も少なめで、水分が多いので
あっさりとやわらかな食感です。

それから、小麦粉や葛粉を加えて、蒸して固める蒸し羊羹。
京都や滋賀など関西には、でっち羊羹という竹の皮で包んだ
羊羹がありますが、これも蒸し羊羹です。

蒸し羊羹は、もっちりした、やわらかめの食感です。
栗のほっくりした食感や風味を生かすには、
羊羹の中でも、蒸し羊羹が合う!と思います。

蒸し羊羹は、市販のこしあんを使うと
意外に簡単手軽
にできますし、
手作りなら、お好みの量の栗を入れられます。

このレシピでは、
隠し味に黒練りごまを入れているので、奥深い味わい、
多めに加えると、ごまの風味が香り、そちらも美味。
お好みで加減してください。

甘さを控えて、しっとりと上品に蒸し上げて…
ご家族で、秋の味覚を味わってみてください。

◆ 栗蒸し羊羹
【材料】
・こしあん 200g
・薄力粉 20g
・くず粉(片栗粉) 5g
・砂糖 15g
・黒練りごま 約小さじ1/2~1
・塩 ひとつまみ
・ぬるま湯 大さじ2~3
・栗甘露煮 100~200g
【準備】
流しかんの底面にクッキングペーパーをしき、
側面にエキストラバージンごま油をうすくぬっておく。
【作り方】
1.栗甘露煮は汁気をきって、半分に切る。
2.ボウルに、こしあん、砂糖、黒練りごま、塩を入れて混ぜる。
3.ふるった粉も加えて混ぜる。ぬるま湯を少しずつ加えて
  溶きのばす。

 お箸で混ぜた跡が残り、すくうと一呼吸おいてからポトッと
 落ちるくらいの柔らかさが目安です。
4.流しかん(パウンドケーキの型など)に入れ、1の栗を
  全体に入れて表面をならす。
5.蒸し器に入れて、中火で40分ほど蒸す。
  (蒸し器の上にふきんをかぶせて蓋をする。あるいは
   蓋をふきんでつつんでのせる。)
6.完全に冷ましてから切り分ける。

※ 出来立てはわやらかいので、しっかり冷えて
  固くなってから切る。

【今回使用したのはコチラ】

<a href=”https://shop.henko.co.jp/c/gr1/extravirginsesameoil275″>エキストラバージンごま油 </a>

ねり黒150練りごま(黒)

 

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