- 今日(京)のおばんざいなぁに
- 2021.10.23
里芋のごま海苔和え
今年は、10月23日が
二十四節季の「霜降」です。
霜降(そうこう)とは、
秋が深まって朝晩の冷えこみが厳しくなり、
寒いところでは、霜が降りはじめるころ…です。
今年は、つい先日まで記録的に気温が高く暑い日が続いていた
のですが、今週に入って一転して気温急降下。
体調管理に注意しなければなりませんね。
一気に秋らしい気候となったので、
季節に追いついて、秋が旬の食材、里芋をいただくことにしました。
里芋は、じゃが芋やさつま芋と比べると地味な印象、
食卓に上がる頻度も低いかもしれません。
が、かつては、芋といえば里芋!というくらい
庶民に親しまれた、なくてはならぬ食材でした。
なんと日本人は縄文時代すでに、里芋を食べていたようで、
米の前は主食だったのでは…という説もあるそう…。
そして何より、里芋はとても栄養豊富なのです。
特有の粘りあるぬめり成分は、胃の粘膜を守り、腸の働きを活発にし、
血糖値や血中コレステロールを抑える働きがあるそう。
さらに、免疫力向上、風邪や動脈硬化の予防、脳細胞の活性化等々
も期待できるそうです。
たっぷりの食物繊維で、便秘解消、肥満防止にも効果的!
旬の今、毎日でも食べたくなりますね!
今日ご紹介するのは、里芋のごま海苔和え。
だしで煮た里芋をすりごまと海苔和えた和食献立です。
隠し味にごまねりねりを加えてだしで煮た里芋、
そのままでも美味しいのですが、
仕上げに、すりごまと海苔を和えることで、
風味がアップ、美味しさひときわ!
ご飯が進む、後をひく味で、お弁当にもぴったりです。
簡単手軽に皮がむける、電子レンジ加熱の方法も書いてますので、
(皮むきが面倒、皮むきで手がかゆくなる、という人、必見です!)
是非つくってみてください。
◆ 里芋のごま海苔和え
【材料】(約4人分)
里芋 8~10個 (約300g)
だし 1カップ
A【酒・みりん・醤油 各大さじ2、砂糖 小さじ1】
ごまねりねり白(白練りごま) 大さじ1/2
白すりごま 大さじ2
海苔(全形) 1枚
【作り方】
1.里芋は、よく洗い、真ん中辺り(地球でいえば赤道)に
切り込みを一周入れる。
2.耐熱皿にのせ、水をかけ(大さじ1~2)、電子レンジ加熱。
(途中で上下返して4~6分。竹串をさして、すっと通るくらい)
3.冷めないうちに、皮をむく。
(キッチンペーパーや布巾で、皮の切れ目のところから、
芋を押し出すようにする。里芋の種類によって、するっと
むけない時は、包丁で皮をひぱるようにしながらむく)
4.小さめの鍋(里芋がちょうど入るくらい)に里芋を入れ、
だしとAを入れ、落し蓋をして煮含める。
5.煮汁が少なくなると、仕上げにごまねりねりを加え、
一煮して火を止め、そのまま粗熱をとる。
6.すりごまとさっと炙ってちぎった海苔を混ぜて、器に盛る。
【今回使用したのはコチラ】