- 今日(京)のおばんざいなぁに
- 2020.03.24
雑穀ぼた餅~免疫力を高める雑穀で!
2020年は春分の日が3月20日。
春分の日は、春彼岸の中日でもあります。
春のお彼岸は、その前後3日ずつなので、
今年は3月17日から23日まで です。
仏教で「彼岸」はご先祖様のいる世界で、西にあるとされています。
春分の日(と秋分の日)は、太陽が真東から昇って真西に沈むので、
あの世(彼岸)とこの世がもっとも通じやすい日と考えられ、
この時期に先祖供養をするようになったようです。
ご先祖さまへの感謝の気持ちを胸に、仏壇をきれいに掃除し、
ぼた餅などをお供えしましょう。
今年は、新型コロナウィルスの影響が大きく、この時期
感染の心配等など不安な気持ちで過ごされている方も多いことと思います。
きょうは、免疫力を高めると言われる雑穀を使った
ぼた餅をご紹介いたします。
ぼた餅は、一般的には、もち米とうるち米そして小豆餡を使います。
この雑穀ぼた餅は、もち米にいろいろな雑穀を混ぜこんだもの!
雑穀は、白米よりもずっと栄養価が高いのです。
ビタミン(B群)、ミネラル、食物繊維がたっぷり、また、
ポリフェノールを豊富に含むので、抗酸化作用があり、
血流をよくし、免疫力アップに効果があります。
雑穀とは、あわ、きび、ひえ、大豆、小豆、そば、
キヌア、アマランサス、えごま、玄米に黒米など有色米、
はと麦、えん麦、ひまわりの種、かぼちゃの種、等に加え、
ごま!
もともと雑穀は、日本では重要な主食だったのが、
昭和期の米の増産とともに栽培が激減しました。が、
近年、その栄養価から健康食品として見直されつつあり、
需要が増えてきています。
かつては、白米に比べておいしくない、食べにくい、と言われていましたが、
今は食べやすい工夫をしてブレンドされあた雑穀ミックスが簡単に手に入ります。
もちっとしたもちあわ、もちきび、食べやすく砕いた豆類。
色米や、黒豆が入っているものは、美味しそうに色づいて炊き上がり、
香ばしい香りで風味もいいのです。
もちっとした食感の中、ぷちっとした雑穀の歯ごたえが
かむほどに味わい深いです。
そして、粒あんにもごまが混ぜこんであります。
黒練りごまが入った風味ゆたかなあんです。
ダブルでごまを混ぜこんだ、雑穀ぼた餅、
是非作ってみてください。
◆ 雑穀おはぎ
【材料】(約6個分)
もち米 90g、
雑穀ミックス 30g、
水 150cc(150g)
黒炒りごま 大さじ1
塩 少々
粒あん 180g
黒練りごま 約25g
【作り方】
1.もち米と雑穀ミックスは洗って分量の水に浸け、
耐熱ボウル(電子レンジ対応のもの)に入れておく。
(3~4時間)(もち米+雑穀+水≒270gにする)
2.1にふんわりラップをかけて、電子レンジで加熱する
550Wで4分→取り出して混ぜる→550Wで1分50秒→
そのまま蒸らす。
3.軽く全体に塩をふり入れ、黒炒りごまもふりかけ混ぜ、
粗熱を取る。
4.粒あんと黒練りごまを混ぜ、ラップで球形(2~3cm)
に丸く形作る。
3の雑穀ご飯を(お茶碗1/4くらい)ラップの上にのせ、
上にラップをのせ丸く平たく形作り、あんを包み込む。
(中あんの場合は、あん30g-ご飯45gくらい。
外あんのときは逆)
【今回使用したのはコチラ】