- 今日(京)のおばんざいなぁに
- 2015.04.26
おにぎらず~行楽シーズンに~
四月に入って、雨の多い不安定な天候が
続いていましたが、ようやく下旬になって
好天に恵まれるようになってきました。
新緑の美しい、爽やかな季節、
行楽シーズンの到来です。
お弁当もちでのお出かけするのもいいですね。
戸外、自然の中で、家族や仲間と一緒に食べるお弁当は、
美味しさもひときわです。
ただ、お弁当を作る…となると、億劫になったり、面倒に思ったり、
お弁当用の食材が気になったり…という方もいらっしゃるでしょう。
そんなお弁当作りに関するお悩みを解消(軽減)するのが
「おにぎらず」です。
いつのころからか、話題となっている「おにぎらず」
ご存知の方も多いかと思いますが、
にぎらないおにぎり、正確にいうと、
具をはさんでご飯を海苔で包んだものです。
ご飯とおかずを兼ねていて、
おにぎりでは難しいような 多めの具や、大きめの具でもOKで、
作るときに直接手に触れないので衛生的かつ、
簡単に作れて、
食べやすくて、お箸なしで大丈夫…
…このあたりが人気の秘密でしょうか。
あと、半分に切ると、華やかで見栄えがします。
(切らないままだと、もち運びしやすいです)
では、作り方ですが、全型の海苔(太巻き用海苔)と
その半分の大きさの半切りの海苔(手巻き用)の2種、
ご紹介いたします。
◆おにぎらず
【全型海苔】
(多いめのご飯で、大きな具、又、具をたくさん入れたいときに向いています)
1.海苔の上にご飯を四角く広げ、その上に具をのせる。
2.具の上にご飯を広げて、海苔で包み、四角く形を整える。
【半切り海苔】
(コンパクトに作りたいときはこちら。容器に詰めやすく、
切りやすいです)
1.ラップの上に海苔を置いて、全体にご飯を広げる
(周りは少しあけておく)
2.半分に具を広げるようにのせる。
3.具がのっていないほうから二つ折りにし、ラップ
の上から四角く形をととのえる。
※ どちらも、少し時間をおいて、海苔がなじんでから切る。
※ きれいに切るコツ
ペーパータオル(または布巾)を水で濡らしてしぼったもので
切るたびに包丁をふく。
今回は、具を、緑(ピーマン)、赤(にんじん)、黄(卵)の3色で
彩りよくつくってみました。
だいたい、お弁当には、白、黒(茶)、緑、赤、黄の
5色を入れると、見た目の彩りが良いだけでなく、
バランスよく栄養が取れることにつながります。
白と黒は、ご飯と海苔の色なので、残りの三色、
緑と赤と黄色の入った具をはさむと見た目も栄養的にも
よくなるわけです。
■黄
卵焼き…ごま油で、しっかり目の味付けで焼きました。
ごま油の風味で、冷めても美味しいです。
・ほかには、目玉焼き、スクランブルエッグなど、
チーズを一緒に焼くのも美味しい。
すぐに食べないときは、しっかり火を通して、冷ましてから包む。
■赤
にんじんのきんぴら…にんじんの細切りを、ごま油で炒め、
みりん、塩、うす口醤油で調味し、(白)炒りごまを混ぜる。
一緒に、油揚げ、明太子などを煮ても美味しいです。
しっかり火を通して水分をとばす。
・ほかには、赤ピーマン+アルファのきんぴら等
■緑
ピーマンとじゃこの炒め煮…細切りのピーマンとじゃこを
ごま油で炒めて、みりん、塩で調味し、(黒)炒りごま
を混ぜる。じゃこのかわりに、牛肉や豚肉の細切れ、
ベーコン等も…
肉類の場合は、しっかり火を通して、水分をとばす。
■あと、色にこだわらず、煮物や、焼き物、揚げ物など、
お好みのもので作ってみてください。
■ 水分が出そうなときは、削り節、とろろ昆布を
ご飯の上にのせる。
(ただ、汁気の多いものは不向きです)
三角に切って、サンドイッチ風にするのも~
※ これから、蒸し暑くなってくるので、
すぐに食べないときは、お弁当と同じ。
しっかり火を通して、冷ましてから持ち運ぶように
衛生面にご注意ください。