- 今日(京)のおばんざいなぁに
- 2016.11.28
胡麻ごまフムス
最近、フムスという料理を、よく耳にします。
「フムス」…ご存じでしょうか。
いつの頃からかちょっと話題になっている
中東の伝統の豆料理で、いわば
「ひよこ豆のディップ」です。
何が話題なのかというと、まず、
原材料のひよこ豆が とても健康的な食材なのです。
ひよこ豆には、食物繊維はじめ鉄分やカルシウム・ビタミン類
等など健康や美容にいい成分がたっぷり。
生活習慣病や骨粗鬆症や貧血の予防、
疲労回復や精神安定や美肌に効果的、
それから便秘やむくみの解消 等などいいことづくめです。
ひよこ豆は、ガルバンゾーとも呼ばれ(スペイン語だそう)、
地中海一体では紀元前4000年ころには栽培されていたという
歴史あるお豆さん。
古代エジプト、古代ローマでは一般的に食べられていたそうです。
日本では長らく馴染みのない豆でしたが、
十数年前からよく目にするようになり、
乾燥豆、あるいは加熱して缶詰や紙パックで販売されています。
ほくっとした食感とくせのない風味は日本人にも好まれます。
そして、フムスの作り方ですが、
ひよこ豆にねりごま、オイルと香辛料をフードプロセッサーで
混ぜるだけ、というシンプルで簡単なものです。
フードプロセッサーがなければミキサー、あるいはすり鉢、
それもなければ、多少滑らかさには欠けますが、
つぶして泡たて器などで混ぜるだけでもできます。
本来は、オリーブオイルを使うようですが、
くっきんぐせさみおいるで作り、
トーストしたフランスパンに塗っていただきました。
食べ方は、ほかに、
レタスやトマトなど野菜と一緒にはさんでサンドイッチに、
あるいは、セロリや人参な棒状に切った野菜を浸けて食したり…
また、豆乳で溶きのばして温めると、
やさしい味のスープになります。
今年は11月17日にボジョレーヌーボーが解禁になりましたが、
ちょっとお洒落でヘルシーなフムスは、ワインにも合いそうです。
是非作ってみてください。
◆ 胡麻ごまフムス
【材料】 ひよこ豆(ゆでたもの、水煮缶でもOK) 100g
豆のゆで汁(または豆乳、あるいはだし、水)大さじ2~3
にんにく 小1片、 白練りごま 大さじ2
レモン汁 小さじ1~2、 塩 小さじ1/3、 こしょう 少々
クミン(またはカレー粉)少々、 くっきんぐせさみおいる 大さじ1、
チリパウダー 少々、黒すりごま 少々、
いろどり(青じそ、パセリ等青み や、ピンクペッパー)お好みで少々
【作り方】 1.ひよこ豆とゆで汁をフードプロセッサーでペースト状にする。
2.1に、にんにくのすりおろし、練りごま、レモン汁、塩と香辛料、おいる
を加えてなめらかにする。好みで、クミン(カレー粉でも)を加える。
3.味をととのえて、器に盛り、チリパウダーや黒すりごま、
青みを飾る。
4.フランスパン(バゲット)などをトーストして添える。
(ほか、ビタパンやイングリッシュマフィンなどお好みのパンで…)
※ ひよこ豆のかたさによって、水分は加減してください。
▼ ひよこ豆は、乾燥をゆでるのがおすすめです。
洗って、一晩(半日)水に浸けておき、たっぷりの水でゆで、
沸騰してから30分ほど弱火で煮て、煮汁のまま冷まします。
市販の缶詰とは、一味違うおいしさです。
冷凍保存もできます。
【今回使用したのはコチラ】
練りごま(白)
くっきんぐせさみおいる