- 今日(京)のおばんざいなぁに
- 2017.03.31
ごま油で 春のかき揚げ
野菜売り場に、色いろな春の野菜(山菜)が見られるようになりました。
独活(うど)
こごみ
タラの芽
芹(せり)
フキノトウ
三つ葉
菜の花
筍
そして、新玉ねぎや新キャベツ~
春の山菜や野菜は、苦みがあるもの、独特の香りをもつもの、
アクの強いものが多いです。
旬の野菜は、体がその季節その季節に必要な栄養分を蓄えている
と言われています。
とりわけ、春の野菜は、栄養豊富!
というのは、春に元気に芽吹き成長するため、冬の寒さ厳しい間、
エネルギーや栄養素をため込んでいるのです。
冬の間に、人間の体は、寒さで代謝が落ちて、老廃物がたまりがち。
春野菜の苦みには、解毒作用や抗酸化作用があり、また、
新陳代謝を促してくれる働きがあります。
季節の変わり目、いろいろな春野菜をいただいて、
春の活動状態へと体を目覚めさせましょう!
春野菜ならではの苦みや香り、損なわないよう調理したいもの!
ですが、苦みや独特の香りが苦手、という方もいらっしゃると
思います。
そんな方にも、おすすめなのが、天ぷら。
油をコーティングすることで、苦みや香りが緩和され、
うまみやコクが強まります。
また、天ぷらなら、あく抜きが要らずそのまま揚げられる
ものが多く、手軽です。
菜の花など緑の野菜に多く含まれるカロチンは
油と一緒に摂ることで吸収もよくなり、理にもかなっています。
きょうは、春の野菜や、春の海の幸 桜エビでかき揚げを作りました。
天ぷらなど揚げ物は、家庭で敬遠されがちです。
揚げたあとの油の処理が面倒・・・
サクッと上手に揚がらない・・・
かき揚げがばらける・・・
というような理由が多いよう。
きょうは、少量の油で、かき揚げがサクッと揚がるコツを紹介いたします。
・油はフライパンに深さ1cm弱くらいでOK。
(残っても、炒め物などに使いきれます)
・衣に片栗粉を混ぜる(薄力粉の20~30%)
(片栗粉のかわり、コーンスターチや上新粉でも…)
・野菜など揚げる具を混ぜたところに、粉類をまぶして
そこに冷水(氷水)を入れる。
・水には酢を少々混ぜておく。
(粘りが出ず、衣がサクサクになる)
菜の花と新玉ねぎ、
三つ葉と桜エビ、の組み合わせの二種です。
お好みの具の組み合わせで、かき揚げを作ってみてください。
ごま油の風味がよく、春野菜がさらに美味しくいただけます。
◆ 春のかき揚げ~二種
【材料】
菜の花 1/2束、 新玉ねぎ 1/2個
三つ葉 1把、 桜エビ(生または釜揚げ) 40~50g
薄力粉 100g、 片栗粉 20g、 塩 ひとつまみ
冷水 150cc~200cc、 酢 小さじ1/3くらい
ごま油 適宜
【作り方】
1.新玉ねぎは、縦薄切りにする(やや厚めに)
菜の花と三つ葉は3~4cmに切る。
2.片栗粉と薄力粉、塩を加えて混ぜる。
3.フライパンにごま油を深さ1cmくらい入れ
熱する。
4.ボールに新玉ねぎと菜の花を入れて、2の半量を
ふり入れて、全体になじませる。
5.冷水に酢を混ぜて、全体に少しずつ入れていき、
ねらないように混ぜ、まとまるとOK
(粉っぽさが残っていてもよい)
6.5を油にそっと落として軽く広げ、2~3分揚げる。
(スプーンやしゃもじに乗せて、スライドさせるように
油に入れる)
7.あまり触らず、途中、衣がかたまってくるとひっくり返し、
2~3分揚げる。
※ 桜エビは、乾燥を使うときは20gくらいで。
※ お好みで、塩、天つゆでどうぞ。
【今回使用したのはコチラ】
ごま油特大サイズ