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今日(京)のおばんざいなぁに
2017.04.24

春を和える!

4月も下旬となりました。
京都の街中では、桜はほとんど散ってしまい、
遅咲きの桜を除くと、いわゆる「見頃」が終わりつつあります。

見頃が終わっても、花のしべの紅色が残った桜の木も美しいし、
葉桜も風情があると思うのですが。。。

さて、桜の花ですが、
蕾がほころんでから、満開になるまでの期間は約1週間、
散ってしまうまでは10日間くらいでしょうか。

野菜や魚などの、最も味のよい出盛りの時季を示す言葉、「旬」は、
本来、10日間を示す言葉だそうです。

「旬」という字を含む「筍(たけのこ)」は、
成長が速く、10日間(一旬)で、竹に成長すること
(つまり、筍である期間が10日ほどしかない、という意味)
から来た、と言われています。

桜も筍も、春の代名詞のようになっていますが、
どちらもあっというまに旬が終わってしまうのですね。

筍に関しては、水煮のパックなどがあり、今は
一年中食することができます。
が、旬の筍は、パックのものとは、味も風味も一味違います。

旬であることを、その存在感や美味しさからも、
文字からも意識させてくれる筍、
ぜひ、今の時季に味わいたいものです。

今回は、筍を、同じく春が旬のもの、ホタルイカ、菜の花と
合わせて、白和えをつくってみました。

お豆腐は、絹ごしを使って、滑らかな口当たりに仕上げました。
春の味をお楽しみください。

 

春の白和え

 


【材料】(約4人分)
・筍(ゆでたもの) 80~100g
・ホタルイカ (ゆでたもの) 80~100g
・菜の花 1/2パック、
・白和え衣
絹ごし豆腐  100g
ごまねりねり(白) 10g
白味噌 大さじ1
砂糖・うす口醤油 各小さじ1
塩 少々
・木の芽 適宜

【作り方】
①絹ごし豆腐は、重しをのせて水切りしておく。しっかり水切りできると泡立器でなめらかになるまで混ぜる。

②白和え衣の調味料(豆腐以外)をよく混ぜ、①を少しずつ加えていき、滑らかな和え衣を作り、味を調える。

③ホタルイカは、さっと洗い、目とくちばし(足の間にある)を取り除く。

④菜の花は、さっとゆでて、軽く押さえて水分をとる。

⑤筍は、食べやすく切る。

⑥食べる直前に、③④⑤を水分をとり②の衣で和え、木の芽を添える。
※ 菜の花のかわりに、春野菜アスパラガスも美味しいです。
※ ホタルイカは、③のように下処理をすると、食べやすくなります。
※ 和えてから時間をおくと水分が出るので、できるだけ食べる直前に和える。

今回使用したのはコチラ

 

ごまねりねり

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