- 今日(京)のおばんざいなぁに
- 2017.09.23
秋分~栗の道明寺おはぎ
今年は、9月23日が秋分の日です。
(2012年以降、うるう年(オリンピック(夏季)の年)は9月22日が秋分、
それ以外の年は9月23日が秋分になるよう)
昼と夜の長さがほぼ同じになり、秋分を境に、
だんだん昼が短くなり、秋の夜長がしみじみ感じられる季節に
なります。
耳を澄ませば、いろいろな虫の声が聞こえる中、
本を読んだり、絵や音楽など趣味の時間を持ったり、
読書の秋、芸術の秋…を楽しむ、過ごしやすい気候になってきました。
さておき、秋分の日は、秋のお彼岸の中日。
彼岸詣で、お墓参りをしたり、仏壇におはぎをお供えしたり、
ご先祖様の供養をする時期です。
そもそもは、阿弥陀浄土が西にあることから、
太陽が真西にしずむ秋分・春分は、
彼岸(ご先祖様がいる世界)と
彼岸に対する此岸(しがん:現在、私たちが生きる世界)が
最も通じやすい日と考えられたようです。
秋分の日は、祖先を敬って、亡くなった人をしのぶ日であることを
ちゃんと受け継いでいきたいものです。
さて、お供えするおはぎですが、意外に簡単に作ることができるので
まだ作ったことのない方、いかがでしょうか。
おすすめは、道明寺粉。
調理時間が短く、電子レンジを使うと15分とかからずに
お餅状になります。
それをあんで包めば、おはぎのできあがり。
市販のあんを使ってもいいのですが、
きょうは、甘露煮の栗をつぶした栗あんにしてみました。
栗の風味を生かしたおはぎです。
道明寺のお餅には、炒りごまを加えたので、
ごまの香りと歯ごたえがアクセントになっています。
お彼岸の期間は、今年は9月26日まで。
是非作ってみてください。
◆ 栗の道明寺おはぎ
【材料】(小さめ10個分)
道明寺粉 80g、 水 120cc、 砂糖 大さじ1、 塩 少々、
白炒りごま 小さじ1、
栗の甘露煮 約150g
【作り方】1.耐熱容器に、道明寺粉と水を入れ、10分ほど浸け、
ふんわりラップをかけて電子レンジで約3分20秒加熱する。
2.1に砂糖と塩を全体にふり入れ混ぜ、布巾をかけて蒸らす。
3.粗熱が取れると、白炒りごまを加え混ぜ、10等分して
(直径約3cmに)丸める。
4.栗の甘露煮をボウルに入れ、マッシャー等でつぶす。
(少し粒々感をのこす方が、栗感があります)
(甘露煮の汁を少々加えて、しっとりまとめやすいように)
5.4を10等分してラップの上に軽くまるめてのせて、
ラップではさんで丸く伸ばし、上に3をのせて、包むように
まるく形を整える。(下になる方は、包めてなくてもOK)
※ 栗の甘露煮にふかしたさつま芋を加えても美味しいです。
【今回使用したのはコチラ】
炒りごま(白)