- 今日(京)のおばんざいなぁに
- 2024.07.23
アジ南蛮~和風タルタルソース添え
近畿も梅雨明けが発表され、
北陸・東北以外ほとんどの地域で梅雨が明けたようです。
蒸し暑さに加えて、陽射しは身体に突きささるように強くなり、
いよいよ夏本番です。
暑さで食欲が減退する、という方も少なくないと思います。
きょうは、夏が旬のアジを使って、暑さを吹き飛ばすような
食欲をそそる献立を紹介いたします。
アジは、日本人には昔から馴染みのある魚の一つです。
シマアジ、とか、ムロアジなど色々種類もありますが、
一般的にアジといえば、マアジ。
アジは、日本沿岸を回遊しているので、全国各地で
季節を問わず水揚げされていて、旬を特定するのは難しいかも
しれませんが、梅雨の頃から夏にかけてのアジは、質がよく、
脂の乗りがよく、うまみがつまっている、と言われていて、
嬉しいことに値段もリーズナブル。
生はもちろん、たたきにしたり、きずしのように酢でしめたり、
焼き魚に、煮魚に、フライや天ぷら、そして、干しても美味しい!
様々な調理法で楽しめる、重宝する美味しい魚であるアジ。
千葉のなめろう、宮崎の冷や汁などなど、各地でアジを使った
いろいろな郷土料理もあり、
日本では古くからよく食べられてきた庶民的な青魚です。
青魚なので、DHAやEPAが豊富で、血液サラサラ効果等
血管を守る働き、認知症予防、記憶力の維持なども期待できます。
良質なたんぱく質、いろいろなミネラルを含み、
魚の中でも低カロリー、とてもヘルシーな食材です。
そして、名前の「アジ」は、味がよいから名づけられた、
と言われるほど 身にうまみがある魚。
アジの名前に由来は、他にも諸説あるようですが、
「味がよいから」という説は、江戸中期の学者であり政治家であった
新井白石が書物に書き残しているそうです。
新井白石…何をなされた方なのかよく知らないのですが
アジがお好きだったのでしょうか!?!
急に親近感がわいてきた私です。
さてさて、この「アジ」を使って、
きょうはチキン南蛮のアジ版「アジ南蛮」を作ってみました。
チキン南蛮は、カリッと揚げた衣が香ばしい鶏肉に 甘酢をからめ、
タルタルソースをかけた一品。
チキンをアジに置き換え、衣をつけてエキストラバージンごま油で
揚げ焼きにし、甘酢をからめて、和風タルタルソースを添えました。
エキストラバージンごま油がアジの素材の美味しさをいかし、
油っぽくない仕上がり。
ボリュームがあって、香味野菜入りの和風タルタルソースが爽やか。
世代を問わず人気です。
アジの美味しさを堪能できる、ご馳走風の一品。
是非作ってみてください!
アジ南蛮~和風タルタルソース添え
【材料】(3~4人分)
・アジ 3尾分(3枚におろしたもの)
・塩・こしょう 各少々
・片栗粉 大さじ3~4
・エキストラバージンごま油 適宜
A
【酢・しょうゆ 各大さじ2、砂糖・みりん 各大さじ1、種を取った赤唐辛子 1本】
B
【みょうが 大1コ、長ねぎ 10cmくらい、生姜 少々、ゆで卵 2コ、らっきょう 5コ】
C
【マヨネーズ 約大さじ3、砂糖・醤油・こしょう・酢 各少々】
【作り方】
①甘酢を作る。Aを耐熱ボウル(レンジOKの器)に入れて、電子レンジで1分加熱、少し冷めると、さらに1分加熱する。
②タルタルソースを作る。みょうが、長ねぎ、生姜をみじん切りにし、サッと水にさらして絞り、Bの残り(ゆで卵、らっきょうのみじん切り)と合わせ、Cを加え混ぜ、味をととのえる。
③アジを食べやすく切り(片身を3つくらいに切り)かるく塩・こしょうをふり片栗粉をしっかりまぶす。
④フライパンに深さ7~8㎜にエキストラバージンごま油を入れて熱し、③を皮の方から並べて揚げ焼きにする。(3分ほど焼き、返して約2分)カリッと焼き上げ、油をきる。
⑤④の片面(下になる面)に甘酢をさっとつけ、器に盛り、タルタルソースを添える。
今回使ったのはこちら