- 今日(京)のおばんざいなぁに
- 2024.12.13
変わりふろふき大根~大根ステーキ風
この前ご紹介した「ふろふき大根」のつづきの話(レシピ)です。
ふろふき大根では、
大根をやわらかくゆでるのに、皮を厚くむいて
米のとぎ汁を使って 30分ほど下ゆでしました。
電子レンジ加熱でもやわらかくなりますが、お米のとぎ汁で
コトコト煮ることで、アクや大根特有の苦みやえぐみが抜けて
美味しくなり、大根がワンランクアップの味わいになります。
ちなみに、ゆでる大根の量が増えても、かかる時間はほぼ同じです。
4切れゆでても、8切れゆでても、ゆで時間はほぼ同じ!
(電子レンジの場合は、量が倍になると時間もほぼ倍になります)
なので、お鍋でゆでるときは、大きいお鍋でたくさんの大根をゆでると
合理的なのです!
ただ、少人数なら多すぎるとか、同じもので飽きてしまう…
ということもありますね。
きょうは、この前のふろふき大根のゆでた大根を使った
変わりふろふき大根をご紹介いたします。
やわらかくゆでた大根を、
エキストラバージンごま油で香ばしく炒め焼きにして、
その上から、ミートソースをかけてみました。
もちろんいつも召し上がっているミートソースでいいのですが、
このミートソースレシピは、隠し味に赤味噌を加えて
ほんの少々和風寄り。大根となじみがいい味に仕上げました。
もう一つ、干しいたけを入れていますが、トマトや肉と相性ばっちり。
そして、干しいたけのグアニル酸、トマトのグルタミン酸、
肉のイノシン酸と掛け合わせると、旨みの相乗効果で
美味しさが大幅アップします!
野菜もたっぷりで、栄養バランスがいいお勧めのミートソースです。
大根を炒めるのも、ミートソースの炒め工程のときも
エキストラバージンごま油を使っているので、
素材の味を生かして、油っぽくなく仕上がります。
和のふろふき大根のほっとする滋味のある味わいとは一味ちがう、
インパクトとボリュームある美味しさ。
色合いから、クリスマスの一品にもお勧めです。
是非作ってみてください。是非作ってみてください。
変わりふろふき大根~大根ステーキ風
【材料】
・ゆで大根 適宜
(この前のふろふき大根で、①→②の工程でゆでたもの)
・エキストラバージンごま油 適宜
・塩、醤油 各少々
・ミートソース 適宜(作り方は下記)
・青味(セロリの葉、スプラウトなど) お好みで
【作り方】
①フライパンにエキストラバージンごま油を熱し、やわらかくゆでた大根を入れて炒め焼きにする。美味しそうな焼き色が付くと返す。
②軽く塩を振りかけ、裏面も同様に色よく焼き上げ、仕上げに鍋肌から醤油をまわしかけて、フライパンをゆすって味をなじませ器にのせる。
③上から熱いミートソースをかけ、青味を飾る。熱々をお召し上がりください。
●ちょっと和風のミートソース
【材料】(作りやすい量)
・牛ひき肉(合びき肉) 200~250g
・玉ねぎ 1コ
・にんじん 1本
・セロリ 1/2本
・干しいたけ 2枚(戻しておく)
・トマト水煮 大きめ1パック(約400g)
・エキストラバージンごま油 大さじ1
・塩 小さじ1/2強
・こしょう 少々
・A
【砂糖・醤油 各大さじ1/2、赤味噌 大さじ1】
【作り方】
①玉ねぎ、にんじん、セロリ、干しいたけはみじん切りにする(粗めでもOK)鍋にエキストラバージンごま油を熱し、玉ねぎを炒める。しんなりすると、肉を加えて塩こしょうをふり炒める。
②火が通ると、にんじんとセロリ、しいたけも加えてさっと炒める。全体にしっかりと炒めると、しいたけの戻し汁を加えてフライパンの鍋肌をこそげるようにして煮立てる。
③トマト水煮を加え混ぜ、煮立つと蓋をして15分程煮る。Aを加えてさらに10分程煮て味を調える。
※ミートソースを煮込むとき、ローリエ等の香辛料はお好みで。
今回使ったのはこちら