- 今日(京)のおばんざいなぁに
- 2025.02.13
抹茶の生チョコ~エキストラバージンごま油仕立て
バレンタインデーが近づいてきました。
デパート等では、1カ月ほど前から商戦が始まっているようで、
この時季にしか入手できないような様々な高級チョコが
国内外から集まり、大賑わいしている様子です。
聞くところによると、
2025年バレンタインに発売のチョコレート、
一粒あたりの平均価格は418円だとか。
日本のメーカーも、海外のブランドも、
いずれも最高値を更新、昨年よりも6%ほど値上がりしたそうです。
それもそのはず、今年はカカオショックが直撃。
カカオ豆が記録的な不作で高騰、その他の原料の値上がり、また、
チョコを包むセロハンや箱などの包装資材、輸送費も大幅に値上がりし、
加えて円安も重なり、チョコレートがさらなる高値となりました。
それでも、チョコレート売り場は行列ができるほどの人出で、
ここでしか買えない…という謳い文句の人気のチョコは
早くに売切れているようです。
そして、私は、今年も、高級チョコは目で楽しむだけで、
チョコは手作り!
今回ご紹介するのは、抹茶の生チョコです。
生チョコは、【原料は、チョコレート、生クリーム】というのが
一般的だと思うのですが、こちら 生クリームは使いません。
(わざわざ生クリームを買わなくてもいいのです)
代わりに使うのは、エキストラバージンごま油と牛乳です。
エキストラバージンごま油は、ごまを焙煎せずに搾っているので、
いわゆるごま油の濃厚な香りはなく、ほとんど無味無香、
ほかの素材の風味や色合いを生かしてくれます。
抹茶の風味が際立ち、なめらかですっきりとした口溶けの
軽い食感の生チョコが出来上がります。
チョコレートを作る過程では、温度調節が大切で、
溶かすときに高温になると、チョコの風味が落ちたり、
分離してぼそぼそになったり…失敗しやすい、と言われていますが、
今回は、電子レンジ加熱で簡単手軽に作っています。
湯煎でゆっくりと溶かすのがいい、とも言われていますが、
湯煎では、チョコの中にお湯が入ってしまったり、
思いのほかあっという間に温度が上がって高温で溶かしていたり、
と、慣れないと失敗しがち。
とりあえず、電子レンジでは、加熱し過ぎないよう10秒ごとに取り出し
様子を見ながら作ると、まず大きな失敗はありません。
口の中で、抹茶の風味と香りが溶けだして、
ほの苦さとホワイトチョコの優しい甘さが相まって
絶妙の美味しさが広がります。
是非作ってみてください。
抹茶の生チョコ
~エキストラバージンごま油 仕立て
【材料】
・ホワイトチョコ 100g
・エキストラバージンごま油 大さじ1弱(約12g)
・牛乳 小さじ4(約20g)
・抹茶 小さじ3(7~8g)
・飾り用 抹茶 少々
・飾り用 黒炒りごま 少々
【作り方】
①耐熱ボウル(電子レンジOKの器)にホワイトチョコを入れ、エキストラバージンごま油、牛乳を上からかけて、ふんわりラップをする。
②電子レンジ(600W)で加熱する。20秒で取り出して軽くゆする。再び20秒加熱、取り出してゆする。あと10秒ずつ取り出しては軽く混ぜてチョコのかたまりがほとんどなくなるくらいに混ぜられるとOK。あとは余熱で溶かし混ぜます。(この分量でトータル90秒くらいが目安)
③なめらかになると、抹茶をふるい入れて全体にまんべんなく混ぜ、オーブンペーパーをしいた型に流し、型を机などにトントンと軽く打ち付けるようにして面をならし、ラップして冷蔵庫で冷やし固める。
④上から抹茶をふるいかけ、好みの大きさに切り分ける。
※厚みはお好みで。このように薄くすると、早く固まるので作りやすいです。
※電子レンジの加熱時間は、チョコレートの種類や気温などによって、変わります。途中からは10秒ごとに様子を見ながら、加熱してください。
※③で、完全に固まる前に、お好みで、炒りごまを散らしても…♪
※④で切るときに、ナイフを熱湯で温めるときれいに切り分けられます。
※もし、うっかり加熱し過ぎたりして、食感がわるくなったときは、温めた牛乳を少しずつ溶かし混ぜて、抹茶のホットチョコレート…温かなドリンクにすると美味しくいただけます。
※ 抹茶は光が当たると、色が褪せて風味も落ちるので、光に当てないように、においが移らないよう密閉容器等に入れて冷蔵保存して、2~3日中にお召し上がりください。冷凍保存なら1週間前後を目安に、自然解凍してどうぞ。