厳しい暑さが続く毎日です。
まだ七月も終わっていないというのに、
夏の疲れがたまってきていませんか。

かくいう私も最近疲れやすさや身体のだるさを感じることが多いです。
そんなときには、野菜を、とりわけ夏野菜をたっぷり摂りましょう！
夏野菜は、夏バテ予防に効果があります。

夏は発汗量が増え、汗と一緒に、体調管理に必要なカリウム、
マグネシウム等ミネラルが失われます。
夏野菜には、身体に必要なミネラルが豊富で、
暑さで熱をもった身体を冷やしてくれる働きもあります。

また、水分が多いので、水分を補い、熱中症予防にもなり、
夏の強い紫外線から身を守ってくれる栄養素も豊富。
積極的に食べたいものですね！

きょうご紹介するのは、夏野菜をたっぷりいろいろ使った
ラタトゥイユ。

ラタトゥイユは、フランス南部プロヴァンス地方の郷土料理だそう。
プロヴァンス地方…食べ物がおいしそうな響きです。（行ったことは
ないのですが…）

私が初めてラタトゥイユを作ったのは、三十数年前、
まだ日本ではあまり知られていなかった頃だと思います。
その時のレシピは、野菜をそれぞれ別々に炒める、
トマトは皮を湯むきする、などとあって、
ちょっと手間がかかった記憶があります。

シンプルながら、野菜の旨みが凝縮された深い味わい…
温かい状態でも、冷やしても美味しくて、
パンやパスタはもちろん、ご飯にも合う夏野菜のラタトゥイユ！

そのころから毎年のように作っていますが、
お鍋に順に入れて炒めていく、という簡単手軽な作り方へと移行。
少し手間を省いたので、本格的ラタトゥイユではないかもしれませんが
旬ならではの野菜の旨みが混ざり合って奥深い味。
トマトも皮つきのままでOKです。

ラタトゥイユの材料は、
なす、トマト、ズッキーニ、パプリカ、玉ねぎ。

ですが、ズッキーニがなければ、なす多めでもOK。
あと、セロリを加えても風味がいいです。

今回は、たんぱく質も一緒にとろうと、ベーコンを加えたので、
ベーコンの旨みも加わっています。

そして、炒める油。
約束事のように、オリーブ油が使われていますが、
こちらではエキストラバージンごま油を使っています。

オリーブ油が、風味や香りが強めであるのに対して、
エキストラバージンごま油は、風味は弱いですが、クセがなく
素材の味をいかしてくれ、イタリアンとも相性がいいのです！

ラタトゥイユには、お好みですが、
私は、雑穀入りのご飯と合わせるのが好きです。

あと、プレーンなオムレツとも相性がいいし…

ほかに、フランスパンと合わせたり、パスタにしたり、
グリルチキンや白身魚のソテーにソースのように添えても美味しいです。

今回、野菜は、２㎝角くらいに切りましたが、
ボリューム感を出したいときは、もっと大きめの輪切りや乱切りに。
ソース風に使いたいときは、やや小さめに切っても…
いろんなアレンジで楽しめます。
たっぷり夏野菜のラタトゥイユで、夏の元気をチャージ、
是非作ってみてください。

 

エキストラバージンごま油でラタトゥイユ

 

【材料】
・にんにく　1片
・玉ねぎ　1コ
・ベーコン（厚切り）　100g
・なす　2本
・ズッキーニ　1本
・パプリカ　2コ（赤・黄）
・トマト　2コ
・トマトジュース　小1本（160g）
・エキストラバージンごま油　大さじ2～3
・塩　約小さじ1

【作り方】
①にんにくはみじん切りに、玉ねぎは薄切り、なすとズッキーニ、パプリカは約2㎝角に切る。トマトはざく切りに、ベーコンは1～2㎝幅に切る。

②エキストラバージンごま油大さじ1強とにんにくを、弱火で香りが立つまで加熱し、玉ねぎと塩一つまみを加え炒め、しんなりするとベーコンも加えてひと炒めする。

③油を大さじ1強足して、なすとズッキーニ、パプリカを加えて、塩を全体にふりかけ、4～5分炒め、トマトも加えさっと炒める。

④トマトジュースを加えてふたをし、時々混ぜながら、全体に味がなじんでやわらかくなるまで15分ほど煮る。味をととのえて、水分をとばすように3分ほど煮る。（水分が少し残って、かるくとろみがつくくらい。）

※野菜の分量は目安です。

※出来立てよりも、一度常温まで冷めたものを温めると味がなじんで美味しいです。冷やしても美味しいので、作り置きしておくのもお勧め。

 

今回使ったのはこちら