- 今日(京)のおばんざいなぁに
- 2017.12.22
冬至~かぼちゃのカルボナーラ風
きょうは、二十四節気の中でおそらく一番有名な
「冬至」です。
一年で最も昼の時間(日の出から日没まで)が短い日。
(北半球での話…。南半球ではきょうは夏至の状態です)
明日から少しずつ日が長くなっていくのは嬉しいです。
冬至は 太陽の力が一番弱まる日で、この日をさかいに
太陽が力を復活させていく、とされていて、
良くないことがつづいたあとに、幸運に向かう、という意味を込めて
冬至のことを 「一陽来復(いちようらいふく)」とも言います。
冬至に、かぼちゃをいただき、ゆず風呂に入る、という風習は
かなり根づいているのではないでしょうか。
ゆず風呂は、
ゆず=「融通」がきく
冬至=「湯治」
という語呂合わせから来ている、という説もあります。
柚子は、その香りの強さで邪気をはらう、と言われ、また
柚子湯には、血行を促進して冷え性を緩和したり、
体を温めて風邪を予防したりする効果があります。
お風呂に入れるときには、そのまま丸ごと入れる場合は、
1、2個では香りを感じにくいので 3個以上入れた方がいいかもしれません。我が家では、よく香りが出るように竹串で数箇所ついてから柚子を湯船に入れています。
敏感肌の人は、柚子の成分でお肌がピリピリしがちなので、ガーゼなど布袋に入れた方がいいでしょう。
さて、
冬至はクリスマスのルーツである、という説もあるようです。
クリスマスは、キリストの生誕と太陽の復活を祝う古代ヨーロッパの祝祭
が結びついた、というものです。
きょうご紹介するかぼちゃの煮物は、冬至はもちろん、
クリスマスの食卓にもピッタリ♪
かぼちゃを、スパゲッティのメニュー、カルボナーラ風味の
クリーミーな煮物にしました。
白練りごまを隠し味に入れたコクのある味に、
チーズ風味が加わって、グラタンのような味わいです。
冬至にかぼちゃをいただくと、風邪をひかない、中風にならない、
元気に冬を過ごせる、と言われていますが、
かぼちゃは、βカロチンなどビタミンたっぷりの栄養豊富な野菜。
かぼちゃをごまや乳製品など油脂を含む食材と調理すると、
βカロチンの吸収がよくなり、理にかなっています。
◆ かぼちゃのカルボナーラ風
【材料】(約4人分)
・かぼちゃ 1/4個(正味約300g)
・牛乳 約1カップ
・塩・砂糖 各少々
・白練りごま 大さじ1
・パルメザンチーズ(粉)大さじ3
・ベーコン 2~3枚
【作り方】
1. 種とワタを取ったかぼちゃは、ところどころ皮をむいて2~3cm角に切る。
2.かぼちゃを鍋に入れ、塩と砂糖をまぶし、ひたひたの牛乳を入れて、中火で加熱する。
3.沸騰すると、火を弱め、やわらかくなるまで8~10分煮る。
4.煮汁を寄せて、白練りごまを加えてとかし、全体にまぜて、さっと煮る。
5.煮汁が少なくなると、パルメザンチーズを加えて全体にからめて火を止める。
6.ベーコンを細切りにして、フライパンでパリっと炒めて上からトッピングする。お好みで粗挽きこしょうをふりかけて。
※ かぼちゃは、種類によってかたさが違い、やわらかくなる時間がいろいろ。途中で竹串をさして、時間調節してください。
※牛乳のかわりに豆乳を使っても。また、水で煮るとあっさりめに仕上がります。
【今回使用したのはコチラ】