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今日(京)のおばんざいなぁに
2024.07.12

新生姜と昆布の佃煮風

新生姜が出回る季節となりました!

年中見かけるうす茶色の皮の生姜(ひね生姜)と違って、
新生姜は、白っぽくて透明感があり、先端がきれいなうす紅色。
6月頃から夏にかけての短い時期だけのものです。

新生姜とひね生姜は、もともとは同じもの。
新生姜は、収穫されるとすぐに出荷され、
みずみずしく、やわらかいのが特徴。
ひね生姜は、収穫後、数ヵ月貯蔵してから出荷されるので、
その間、水分が抜けて、固くなり、皮も乾燥しています。

栄養的には、いずれもほぼ同じで、
食欲増進、疲労回復といった夏バテ予防効果、
新陳代謝を高めたり、また、健胃効果も期待できます。
(新生姜はひね生姜に比べて、同重量当たりの栄養価が低いと
言われることもありますが、それは水分が多いためで、
実際は、ほぼ同じと思われます)

昨年は、史上最も暑い夏と言われていましたが、
今年は昨年より早いペースで真夏日や猛暑日が何度もあり、
さらなる猛暑の夏になるかもしれません。
夏バテ予防効果を期待して、食卓に生姜を取り入れましょう!

今の時期限定の新生姜を使って、
新生姜ならではの食べ方で美味しくいただきたいものです。
新生姜は、生でも食べられほど辛みが穏やかで、シャキッとした食感が身上。
甘酢に漬けて爽やかな風味と酸味を楽しむ甘酢生姜が、
新生姜の一番一般的な食べ方かもしれません。


今回ご紹介するのは、新生姜と昆布をさっと煮た

佃煮風の一品です。
佃煮、というと、塩味や甘味が強い、という印象があります。

市販の佃煮は、日持ちさせるため、かなり濃い味になっていますが、
手作りは、新生姜の持ち味を生かして、あっさり薄味に作れるのが
魅力!

控えめな甘辛味に生姜の爽やかな風味と食感、
ごまの香ばしさも加わって、食欲をそそる味です。

あつあつご飯と相性がいいのはもちろん、
おむすびの具に、お茶漬けに、素麺のトッピングにも、
是非作ってみてください!

 

新生姜と昆布の佃煮風

【材料】
・新生姜 150g
・昆布(薄めのもの) 15g
・水 1カップ強
・酢 小さじ1
A
【酒・みりん・濃口醤油 各大さじ2、砂糖 小さじ1~】

・白炒りごま 大さじ2~3

【作り方】
①昆布ははさみで食べやすく切り、水に浸けておく。 (ここでは、長さ4㎝、巾3㎜くらいに切りましたが、お好みで)

新生姜は皮をよく洗って、皮付きのまま薄切りにしてから、 包丁でザクザク切る。(薄切りは、包丁でもスライサーでも)

沸騰したお湯に②を入れて、再び沸騰してから3分ほどゆでてザルに上げる。

④①を鍋に入れて沸騰すると酢を加えて弱めの火で煮る。食べてみてかたくなければ、③の生姜とAとを加えて煮る。ほとんど煮汁がなくなるまで煮る(約15分)

仕上げに白炒りごまを混ぜる。

※新生姜は繊維に沿って切ると、食感がいいです。

※新生姜はゆでると、辛みが穏やかになり、アクが抜けますが、辛みが好きな方は、③を省略して生のまま煮てください。

※市販の佃煮よりも調味料の分量を控えているので、あまり日持ちしません。密閉容器に入れ、冷蔵庫で保存し、1週間を目処にお召し上がりください。

※新生姜は、水分が豊富なだけに、ひね生姜と比べると日持ちがしません。表面にハリ、ツヤがあり、先端の薄紅色が鮮やかなものを選び、新鮮なうちに、調理しましょう。

※昆布はだしを取った後のものをつかってもOK!

 

今回使用したのはコチラ

●炒りごま(白)

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