びわこふきんって、皆さんご存知ですか？
琵琶湖の汚染を防ぐために、周辺住民の人達が洗剤を使わないで、食器をきれいに洗うために考えられたふきんらしいです。

毎年恒例となったタスマニア旅行ですが、今回は簡易炊飯器と無洗米を持参して、朝ご飯は自炊しました。食後の食器類を小さなコテージ内の洗面所で洗いましたが、当然そこには台所洗剤は有りません。仕方がないので、ハンドタオルでこすって洗いましたが、結構油汚れは落ちました。

今までは台所洗剤が要るものだと思い込んでいましたが、ネットで調べて、びわこふきんの存在を知りました。タスマニア滞在中にネットで注文したものが、帰国した今日届いていたので、晩御飯後の洗い物で使ってみると、全く洗剤を使わなくても綺麗になりました。

環境保全を考えているタスマニアに滞在しているから思ったことかも知れませんが、環境だけでなく当社飲食部門のスタッフの手荒れも知っています。繁盛してお客様が増えれば洗い物も増えます。それは嬉しいことでもありますが、その洗い物に洗剤を使うことで、スタッフの手荒れを助長してはダメだと思いました。

スタッフの手荒れを少しでも和らげて、環境負荷を減らすことを、同時に考えるのが経営者の仕事だと私は思います。

また、食用油製造メーカーのして油汚れは洗剤で落とすものだと決めつけていました。しかし、今朝もお揚げさんと豆腐を炊いたバーミキュラ鍋をびわこふきんで洗ったところ、簡単にツルツル綺麗になりました。
洗い物には洗剤が必要だと思い込んでいた私自身が思考停止していたようです。当たり前と思うことは、怖いことだと感じました。