私が産まれ育った所は、山田製油の本社所在地である京都市西京区桂です。27歳で脱サラして、廃業同然の家業である山田製油を再開して、40歳の時に南丹市日吉町胡麻に胡麻工場を作りました。
若い頃の私は事業に成功したら、香港島の高層マンションに住むのが夢でした。それまでは都会が大好きだったのですが、土地が安い事と胡麻という地名に惹かれて、胡麻工場を作りましたが、何夜は真っ暗な田舎に工場を移転した事に、少し後悔も有りました。
しかし、京都市内から毎日通う内に、胡麻工場で仕事している時の方が、心が穏やかになる自分に気が付きました。最初の数年はトレーラーハウスを購入して、工場内の敷地に設置して住んでいましたが、地元の不動産屋さんに今の家を紹介されて、周りの景色が気に入ったので即買ってしまいました。今では完全に田舎の方が好きになっています。
昨日は夕方に裏のお家（50メートルは離れています）のオッチャンに誘われて、離れの小屋でオヤジ4人での飲み会となりました。大した話しをするわけではないですが、5時間ほどビール、日本酒、ワインと飲みっぱなしでした。他の人は田舎のスナックに二次会に行くと言われましたが、私は勘弁してもらって帰ってバタンキューと寝てしまいました。

田舎のオヤジは酒の強い人と喫煙者は多いですが、そんな地域のお付き合いも私は嫌いでは有りません。
今、新型コロナウィルスが流行している世の中で、ニューノーマルなんかが提唱されていますが、お金のあまりかからない田舎生活も良いと私は思います。
昨晩は殆ど食べずに酒ばかり飲んだので、空腹で目が覚めました。朝食は納豆と梅干し、とろろ昆布の吸物、それに俺のごま塩でした。食後はお茶を飲みながら、雨降りの景色をぼけっ〜と眺めています。