胡麻の我が家は、今年一番の清々しい朝です。

　20年近く前に胡麻工場を開設した当初は、京都市内の自宅から通っていました。また、カナダ製の大きなトレーラーハウスを購入して工場横に設置して、ついでに当時のスタッフ総出でウッドデッキも作り、数年はそこで寝泊まりしていました。
　若い頃の私は都会の方が好きで、もし事業に成功したら香港の高層マンションに住むのが夢でした。しかし、胡麻工場での仕事や寝泊まりをするうちに、その環境の方が良いアイデアが浮かぶようになりました。
　そして10年ほど前に、中古平屋の我が家を購入しました。ちょうど胡麻で住みたいと物件も探していました時に、地元の不動産屋の社長から紹介され一目惚れした今の我が家です。価格は平屋の建つ100坪の土地にプラス250坪の広場の付いて1500万円でした。午前中に買うか決めてくれと言われ、都会人感覚の地価相場からしたら安いと思い、ほとんど即答で買いました。

　私なりには大変気に入っている家ですが、数年前にご近所さんのバーベキューに招待してもらって行った時に、「さすが山田さんは金持ちなんや」とみんな噂していたと言われました。「どこが金持ち」と聞くと、買われた家は売主さんの希望価格は半額だったそうで、しっかりと不動産屋の社長に持っていかれたようでした。
　今まで何回かリフォームしたり、広場のような所に木を植えたり、ゴルフのアプローチ練習できるようにしたり、趣味の鉄道模型部屋を作ったりと、あちこち手を加えています。ほとんど毎日片道45キロほどの京都市内の本社に通っていますが、渋滞しない高速道路なのでストレスも感じません。仕事帰りには日吉温泉に浸かってリラックスもできるし、晴れた夜には満天の星空も見えます。採れたての農産物も美味しいく、特にもうすぐ黒枝豆の販売が解禁になります。虫の声は少々うるさいですが、緑いっぱいの林や澄んだ空気は最高の環境です。

　京都市内まで40分、大阪空港まで70分、神戸空港まで90分、舞鶴港まで60分、一番近いゴルフ場まで2分、インターネット回線速度も周辺で使われていないので、快適な速さだと思います。コロナ禍で在宅勤務が当たり前になってきたら、田舎暮らしを私はお勧めします。