- 海外展開への挑戦!木谷のエトセトラ
- 2023.07.06
2023年6月 フランス営業③パリで輝く日本女性
パリ初100%ヴェジのパン屋さん
京都へんこのごま屋の木谷です(*^^*)
▼2023年6月フランス営業編はこちら
・2023年6月 フランス営業①本場フレンチとごまのマリアージュ
・2023年6月 フランス営業②フレンチレストランでサーブ!?
・2023年6月 フランス営業④VALRONAさんが生み出すごまパティスリー
・2023年6月 フランス営業⑤VALRONAさんが生み出すごまパティスリー②
フランスで初めて100%ヴェジタリアンのパン屋さん、
LAND&MONKEYSさん。
▼ウェブサイト
https://www.instagram.com/land_and_monkeys/
パリ市内に系列店を構えます。
ここでオーナーを担うのは兵庫県宝塚市出身のちはるさん。
単身パリへわたり、パティシエの修業を積んで15年が経ちます。
ご自身もヴェジタリアンのちはるさん。
パリでは表立ってアピールしているお店は少なく、
各店お願いしたら対応してくれるところが多いようです。
とてもオシャレな店内で、若者が多いエリアです。
お客様はロンドンからの観光客が多いと言います。
女優さんのように格好良くて素敵なちはるさんに
惚れ惚れしながら、なぜパリへわたったのか聞くと、
「自由だから」という返事。
そんな話をしていると、髪がラップで包まれカラーリング中の女性が入店され、
私は思わず隠し撮りをしていました。
ちはるさんは「こんなのここでは当たり前だよ~」と
確かに誰も驚く様子はありませんでした。
「日本人は色んなことを気にしすぎる。一緒に食事へいっても
ヴェジタリアンということで気を遣われるのもしんどい。
その点、こっちではみんな自然だから樂だよね」という話もとても納得できます。
でも日本人がパリでお店をもって従業員さんを抱えるのは
並大抵のことではないですよね。とお話を聞いていくと、
「コロナでロックダウンしていた時は本当に辛かった。
従業員さんは国から補助があって給与を全額保証。
一方で経営者は何の支援もない。私たちがよかったのは
パン屋だったから。操業することを認めてもらえた。
でも、従業員を働かせることが難しかったから、2か月間は一人で
全部の業務を回して、休みなしで泣きながら絶えていた。
1回目のロックダウンはゴーストタウンで店を開けても人がいない。
2回目以降、フランス人は誰も言うことを聞かないから、
普通の日常に戻っていた。みんな外出していたからお客さんもいた。
レストランは全て休業命令だったから、営業できるだけよかったと思う」
この後も、フランス人を雇うことの難しさ等を聞きました。
大変な思いをしながらリスクを背負って戦っているちはるさんへ
将来日本へ帰るんですか?と聞くと、
「帰ろうと思ったことは一度もないし、これからもその予定はない。
無駄に強くなりすぎちゃったぁ。
でも、日本の良さも分かるし、両親も心配しているから、
これからは日本での仕事も探そうと思っている」
と答えてくれました。芯が強くてたくましく、美しいちはるさん。
初めて会った私にも「よく来てくれたね。ありがとう」と言って
沢山サービスしてくれました!!
帰国日に伺ったので、パンやケーキをお土産にしました。
みんな「どれも美味しい~!」と大絶賛でした!!
ちはるさんに帰りのフライトを伝えていたところ、
羽田に降り立った時刻に「無事に日本へ着かれましたか。
長時間のフライトお疲れ様です。お家までもう少し頑張ってください。
これからお仕事でご一緒させてもらえるように、もっと
がんばりますね。あゆみさんと出会えて本当によかったです。
私にできることがあればいつでも連絡ください」
とメッセージをもらい、私もこんな大人になりたい!!と感動していました。
辛さやしんどさを知っているからこその優しさを実感しました。
パリへ行かれる際は、ブレイクファスト、カフェ、ランチに
是非、LAND&MONKEYSさんへ行かれてくださいね(*^▽^*)♪
今は早く暴動が収まることを願います。
▼2023年6月フランス営業編はこちら
・2023年6月 フランス営業①本場フレンチとごまのマリアージュ
・2023年6月 フランス営業②フレンチレストランでサーブ!?
・2023年6月 フランス営業④VALRONAさんが生み出すごまパティスリー
・2023年6月 フランス営業⑤VALRONAさんが生み出すごまパティスリー②
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