八月も残り僅かとなりました。
毎年、二十四節気の処暑（今年は8月23日）が過ぎると、
朝夕少ししのぎやすくなったり、
日中の暑さが峠を越したり、するのですが、
今夏は猛暑がつづくという異例の暑さです。

いまは夏の疲れが出やすい時期、
加えて、今年は新型コロナウィルスの影響で
生活が変化したことや感染の心配もあり、
知らず知らずのうち、心身とも疲れが蓄積していないか
懸念されます。

暑さに閉口…台所で火を使いたくない…
という猛暑の中の切実な声もよく聞かれます。

そんな声におこたえして、
コンロを使わず、切るだけ、混ぜるだけで、
ささっと時短で簡単手軽にできる一品を
ご紹介いたします。

こちら、納豆アボカド…納豆にアボカド、それから、
オクラ、チーズを加え混ぜたもの。
ごま油の香りが効いています。

火を使わず、簡単なだけでなく、
栄養バランスもよく、免疫力をアップする働きもあり、
美味しい一皿です。

納豆が栄養価が高いことは皆さんご存知だと思います。
毎日食べる、という納豆好きの方もいらっしゃれば、
あの独特ににおいが苦手…という方も…。
関西には苦手な人が少なくないかもしれません。

好みが分かれる、納豆のネバネバにも栄養があります。
ネバネバにはグルタミン酸が含まれているので、
うまみのもとでもあるのです。

きょうは、納豆にごま油を混ぜて風味をよくして
納豆のにおいをやわらげ、
相性のいい食材、アボカド、オクラ、チーズ、
を合わせました。
合わせることで美味しくなり、さらに
いろんな栄養効果も加わります。

アボカドは、「森のバター」と言われるほど
脂肪分が多いのですが、身体にいい不飽和脂肪酸。
悪玉コレステロールを減らし、血液サラサラ効果のある
良質な脂質なので、積極的に摂りたいものです。
また、ビタミン・ミネラルたっぷりで、食物繊維が豊富。
納豆と合わせることで、腸内環境を整える働きが
アップします。

オクラは、納豆と同様のネバネバ食材。
オクラのネバネバは、血糖値を下げたり、
胃の粘膜を保護したり、身体に嬉しい働きいろいろ！
また、オクラは緑黄色野菜なので、ビタミンも豊富です。
加熱して使うことが多いオクラですが、生でも美味しく
食べられます。

チーズは納豆と同じく発酵食品なので、相性がよく、
また、発酵食品同士の相乗効果で、納豆の栄養効果を
パワーアップしてくれます。また、
チーズの芳醇な味は、納豆のにおいをマイルドにしてくれ、
納豆が苦手な人には食べやすくなります。

合わせることで、味も栄養面も嬉しい効果、
是非作ってみてください！

◆ ごま風味～納豆アボカド
【材料】(2〜3人分）
納豆 1パック(約50g）
アボカド 1/2個
オクラ 4〜5本
チーズ 30ｇ
細切り塩昆布 約大さじ１
ごま油 小さじ１
塩・練りわさび 各少々
みょうが 1個（青じそなど香味野菜）
白炒りごま 適宜

【作り方】
１．オクラの下ごしらえ…洗ってヘタの先を切り、
　ガクの部分を鉛筆を削るように落とす。
　塩一つまみをふり、まな板の上で転がして板ずりにする。
　さっと洗って薄い小口切りにする。
２．アボカドとチーズは食べやすく切る。
３．納豆にごま油と塩少々とわさびを加えて軽く混ぜると
　オクラも加え混ぜる。塩昆布と2も加えて混ぜ、器に盛り、
　みょうがの薄切りを散らし、炒りごまをふりかける。
　　
※ オクラは１で板ずりすると、緑色が鮮やかになり、
　表面がなめらかに、味がしみ込みやすくなる。

【今回使用したのはコチラ】

（白）ごま油　

　
炒りごま（白）