- 今日(京)のおばんざいなぁに
- 2021.12.28
ごま香る~オートミールの炒飯
今年も残り僅かとなりました。
毎年12月に発表される、この一年の世相を漢字一文字で表す
「今年の漢字」ですが、
2021年は「金」に決まりました。
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コロナ禍で開催された東京五輪で
日本が多数の【金】メダルを獲得したこと。
また、大リーグで大活躍の大谷翔平選手、
日本人初のマスターズ制覇をなしとげた松山英樹選手、
将棋界では、最年少四冠達成をした藤井聡太棋士など、
国内外でこれまで成し得なかった多くの【金】字塔が
打ち立てられたこと。
そのほか、コロナ禍の飲食店 へ の休業支援【金】
子育て世帯への臨時特別給付【金】の議論、また、
新紙幣の印刷開始など、お【金】にまつわる話題が上がったこと、
…等など、いろんな【金】(きん・かね)が票を集めたようです。
そして、
2021年の流行語大賞は「リアル二刀流/ショータイム」!
アメリカ・メジャーリーグで今季大活躍の大谷翔平選手、
漫画から抜け出したような、夢のような投打二刀流のすごさ、
そして、垣間見られる人柄の素晴らしさに魅了され、
元気、勇気をもらった人は数知れません。
暗いニュースが多い中、希望の光のような活躍、
来シーズンも期待しています!
そして、今年の話題の「食」。
ぐるなび総研(食をテーマに調査し、その成果や提言を発信する会社)
の選ぶ日本の食を象徴する「今年の一皿」は、
「アルコールテイスト飲料」…コロナ禍でお酒の提供制限をされた
飲食店で、アルコール代わりの救世主となったこと、アルコール飲料
に味わいが近づき美味しくなったこと…などが理由のようです。
それから、大手料理レシピサイトのクックパッドが選んだ
「2021食のトレンド大賞」は【オートミールごはん】
「オートミール」が、お米の代わりに食べる【代替食品】
として見られるようになりました。
コロナ禍で運動不足になった人も多く、ダイエット・健康志向の
高まりとともに、カロリー控えめミネラルたっぷりの
オートミールに注目が集まったのです。
オートミールは、オーツ麦を脱穀し、調理しやすく加工したもの。
食物繊維、鉄分、カルシウムやビタミンB1など、栄養素が豊富。
何十年も前からありますが、今までは、食べ方が限られていました。
牛乳と煮てお粥のようにいただく…という食指の動かない食べ方や、
クッキー等スイーツに焼きこむ…という製菓専門のような使い方。
…これでは、普及しないのですが、
今年、広がったのは、ご飯のように食べる、という食べ方でした。
今年最後にご紹介するのは、オートミールで作った炒飯です。
オートミールとお米のご飯と同量を混ぜて作りました。
ごま油で炒めて、ごまの香ばしさを加えたことにも助けられて、
オートミール感が全くわからず、美味しい!と好評でした。
卵、青ねぎ、ちりめんじゃこ、とシンプルな材料を使った
へルシーな一品、
是非作ってみてください。
さて、今年一年「今日(京)のおばんざい、なぁに。」
を読んで下さり、ありがとうございました。
来年も、皆さまの「食」のお手伝いができますよう
精進してまいります。どうぞよろしくお願い申し上げます。
皆さま、よいお年をお迎えくださいませ。
◆ ごま香る~オートミールの炒飯
【材料】(2人分)
オートミール 40g
水 大さじ4
ご飯 100g(残りご飯でOK)
ごま油 大さじ1+少々
生姜 1かけ
卵 2個
ちりめんじゃこ 10g
青ねぎ 4~5本
塩・こしょう・醤油 各少々
白炒りごま・白すりごま 各適宜
【作り方】
1.器(電子レンジOKのもの)にオートミールを入れ、水を全体に
かけて1~2分おく。
2.ラップをかけずに、電子レンジで加熱する(500Wで1分20秒)
3.すぐにお箸でよく混ぜて、ご飯もざっと混ぜる。
4.フライパンに生姜のみじん切、ごま油(大さじ1)を入れ熱し、
塩二つまみを加えときほぐした卵を炒める。大きく混ぜて、3を
加えてざっと混ぜて、じゃこと小口切りの青ねぎも加えて混ぜる。
5.塩こしょう、鍋肌から醤油を加えて味をととのえ、仕上げに
ごま油少々、炒りごますりごまを加えて混ぜ、器に盛る。
【今回使用したのはコチラ】