- 今日(京)のおばんざいなぁに
- 2020.07.28
ゴーヤのごま味噌きんぴら
今年の梅雨は長引いている様子、
京都でも、ここ数日不安定な空模様が続いています。
九州南部では、平年より二週間遅れで
28日に梅雨明けが発表されたようです。が、
東北では大雨で厳重警戒中とのこと。
被害がないことを祈るばかりです。
さて、
この前のブログでは、
土用の話を書きましたが、
今年は、夏の土用の期間(2020年は 7/19~8/6)
に、丑の日が二回あります。
8月 2日が、二度目の丑の日で、
「二の丑」と呼ばれています。
たぶん、この日も、店頭やチラシなどの広告を
うなぎが賑わすのではないでしょうか。
土用にはうなぎ以外にも「う」のつくものを
食べるとよい…ということで
再び「うり」を取り上げます。
今回は、苦瓜=ゴーヤです。
ゴーヤは、独特の苦みがありますが、
まさに「良薬は口に苦し」!
瓜の中でも、とりわけ栄養価が高く、
とくに夏の身体に嬉しい成分いろいろ…
カリウムなどミネラルやビタミンCがたっぷりです。
カリウムは、汗や尿と一緒に体外に排出されるので、
猛暑の中、ミネラルバランスが崩れてると、
疲労感や脱力感、食欲不振など夏バテの症状が出ます。
熱中症対策に欠かせないミネラルなので、意識的に
摂りたいものです。
ビタミンCは、夏バテ予防や疲労回復に効果的、そして、
紫外線を浴びて荒れがちな肌を内側から守ってくれる
働きがあります。
通常ビタミンCは加熱に弱いのですが、
ゴーヤのビタミンCは、加熱しても壊れにくい、
というところが嬉しいです。
さて、問題の苦み…ですが、
ゴーヤの苦み成分は、胃液の分泌を促し食欲を増進させ、
肝機能を高め、血糖値を下げる働きがあります。
また、
神経に働きかけ、心身をシャキっとさせる効果もある
と言われています。
梅雨には、気圧の変化、寒暖差が大きくなることで
頭痛や倦怠感などの不調が起こりがち。
そして、梅雨が明けると、とたんに猛暑がつづき、
熱中症が急増します。
この時季の体調不良にうってつけの野菜が
ゴーヤ!なのです。
きょうは、ゴーヤの苦みが苦手な方にも食べやすいよう
ごま油で炒めて、味噌風味に仕上げました。
また、見た目に食欲をそそる色…赤、オレンジ色を
カラーピーマンで加えてみました。
ごま油と味噌で、ゴーヤの苦みが緩和され、
甘辛い味付けの中、
むしろ、ほんのり感じる苦みがアクセントになった、
ご飯の進む一品、
是非作ってみてください。
◆ ゴーヤのごま味噌きんぴら
【材料】(約4人分)
ゴーヤ 1本、
カラーピーマン 小2コ(赤とオレンジ1コずつ)
ちくわ 1本
生姜 1かけ
ごま油 大さじ1
塩 少々
A【酒 大さじ2、みりん 大さじ1、味噌 小さじ2
白練りごま・砂糖・醤油 各小さじ1】
白すりごま 少々
ごまらあ油 少々
【作り方】
1.ゴーヤは、縦半分に切り、種とワタを取り、
約5ミリ幅に切る。
2.ピーマンはたて細切りにする。
3.ちくわは輪切りにする。
4.鍋にごま油と生姜のせん切りを入れて熱し、
香りが立つと、1のゴーヤと塩をいれて炒める。
5.全体に油がまわると、2,3も加えて一炒めする。
6.Aを加え、混ぜながら味をからめる。汁気がほとんど
なくなると、すりごまを混ぜて器に盛る。
お好みでごまらあ油をかけてどうぞ。
※ 味噌の味によって、砂糖と醤油の分量は
加減してください。
【今回使用したのはコチラ】