- 今日(京)のおばんざいなぁに
- 2021.06.28
三度豆(さやいんげん)のごまきんぴら
六月も残り僅かとなりました。
今年は、関西では梅雨入りが早かったので、
梅雨明けが待ち遠しい昨今です。
六月は、雨で肌寒い日があったかと思うと
急に気温30℃以上の真夏日になったり…
身体が気候の変化についていけない、
ということもあったかと思います。
2021年の夏は、予報では例年よりも暑くなるとか…
これからの本格的な猛暑にそなえて、
体調を整えて行かねばなりませんね!
とりあえずは身近な旬の食材を積極的に食べましょう。
きょうは、夏野菜、三度豆をいただきました。
関西人の私は、三度豆という名で親しんできましたが、
一般的には「さやいんげん」。
料理本や料理番組では、ほとんど「さやいんげん」と
なっています。
「三度豆」の名の由来は、種まきから収穫までの期間がとても短く
一年で三度の収穫ができることからだそう。
そして、
一般的な名称「さやいんげん」は漢字では「鞘隠元」。
隠元さん(明の僧侶)が日本に持ち込んだことにちなんで
名づけられたと言われています。
スーパーなどで年中見かける三度豆ですが、
これからが旬。
美味しくなり、栄養価も高い露地物が出回ります。
三度豆はとても栄養豊富な野菜。
β-カロテンやカリウムなどビタミン・ミネラルたっぷり。
β-カロテンには、活性酸素を減少させ、免疫力を高める働きがある
と言われていて、強い陽射しで体内の活性酸素やメラニン色素が
増える夏にはぴったりです。
また、疲労回復にも効果的と言われているので、
この時季、食卓に並べたい野菜ですね。
三度豆、どんな献立にされますか?
ゆでて胡麻和えにしたり、煮物にしたり、
青味に添えたり…いろいろだと思います。
きょうご紹介するのは、きんぴら風の炒め煮。
下茹でなしで、ささっと手軽にできて、
三度豆の食感がよく、ご飯に合う一品です。
ごま油で炒めるので、風味がよく、そして
β₋カロチンの吸収もよくなります。
晩ごはんにもう一皿欲しい時に、
また、冷めても美味しいので お弁当の一品にもぴったり。
是非作ってみて下さい。
◆ 三度豆(さやいんげん)のごまきんぴら
【材料】
三度豆(さやいんげん)約100g
ごま油 大さじ1
塩 少々
鷹の爪 お好みで少々
A【酒・みりん 各大さじ1、醤油 小さじ1~2】
炒り白ごま
【作り方】
1.三度豆は、薄ななめ切にする。
(切り口が大きめ(長め)になるように切ると
味の馴染みがいい)
2.フライパンにごま油を入れ、塩と鷹の爪を加え一混ぜし、
1を炒める。
3.全体に油が回り、少ししんなりすると、Aの調味料を入れ
からめて、味を調え、炒りごまを散らす。
【今回使用したのはコチラ】