- 今日(京)のおばんざいなぁに
- 2020.12.07
大根葉のふりかけ風炒め煮
師走となりました。
錦秋の鮮やかな風景が、だんだんと
モノクロームに近づいていきます。
日が短くなり、夕刻の時間が早まってきて、
物淋しく、気忙しい今日この頃です。
さて、毎年冬になると、京都のお寺の年中行事
「大根焚き」のニュースをよく目に(耳に)します。
大きな釜でたいた大根が、参拝者にふるまわれる「大根焚き」の光景は
冬の風物詩の一つにもなっています。
お詣りする人々は、一年の無事を感謝し、厄除け、無病息災を祈願して
やわらかくたいた大根をいただきます。
今年、令和2年は、残念ながら、新型コロナウイルスの影響により、
ほとんどのお寺で大根焚きは中止されました。
(法要のみ行われるようです)
寒い時季、身体を温めてくれる大根のたいたん(煮物)
旬を迎えて甘みを増して美味しくなってきた大根を使って、
是非、家庭で食したいものです。
大根はとても栄養豊富。ビタミンCたっぷりで、低糖質、低カロリー。
その辛み成分には、胃腸の働きを助けたり、抗がん作用もあるそう。
そして、栄養価がとても高いのが、葉!です。
大根の葉は、緑黄色野菜で、β-カロテン豊富。
鉄などのミネラル類、葉酸、ビタミンEなどもたっぷりで、
とりわけカシウムの含有量は、野菜の中でトップクラス!
今の時期とりわけ嬉しい免疫力アップの働きもあり、また
生活習慣病の予防や美肌効果もあります。
葉付き大根は、葉を捨てずに、是非、根も葉も
使ってください。
(私は、葉を置いている人がいると、もらって帰ります…(^^;)
きょうは、大根の葉をふりかけ風の炒め煮にしました。
ごま油の風味が効いて、ご飯が進みます!
おにぎりやお弁当にも重宝します。
栄養たっぷり、是非作ってみてください。
◆ 大根葉とじゃこのふりかけ風炒め煮
【材料】
大根葉 1本分(約200g)
ごま油 大さじ1
ちりめんじゃこ30g(大さじ5~6)
塩 少々
酒・みりん・醤油 各大さじ2強
白炒りごま 大さじ3
【作り方】
1.大根葉は6~7㎜巾に切る。
2.鍋に油を熱し、大根葉(茎の部分)を炒める。塩少々ふりかけ、
全体に油がまわると、葉先部分とちりめんじゃこを入れて炒める。
3.酒とみりん、醤油を加えて、汁気がほとんどなくなるまで
炒め、味を調え、白炒りごまを混ぜる。
※ 大根葉が、大きかったりかためだったりするときは、
さっとゆがいてから切ると、扱いやすく、やわらかく
仕上がります。
生葉は、細かく刻んでいますが、ゆがいてからの場合は、
少し大きめに刻んでも大丈夫です。
【今回使用したのはコチラ】