- 今日(京)のおばんざいなぁに
- 2018.12.14
根菜の炒めなます
師走に入って、しばらく暖かな日が続き、
「こんな暖かな12月は初めて…?! 」と驚いていたら、
たちまち、本格的な寒さの到来。
つい10日ほど前は、秋の服装でちょうどよかったのが、
今週に入って、コートにマフラーや手袋を慌てて用意しました。
気温が激動、体温調節がうまくいかず、体調をくずしやすいかも
しれません。
こんな時期には、ビタミンの多い、身体を温めるものを食べて、
風邪などひかないよう、体調をととのえたいものです。
身体を温める食べ物…といえば、冬が旬の根菜がそう…
土のなかでできる根菜は、冬が旬のものが多いのです。
にんじん、ごぼう、れんこん、生姜等など…いずれも
年中スーパーの野菜売り場で見かけますが、冬が旬です!
夏が旬の野菜…トマト、きゅうり、なす等は、身体を冷やすので、
夏に食するのは理にかなっていますが、冬にはふさわしくありません。
旬の野菜をいただくことは、その季節の身体にとって必要なこと、
自然の恵みはよくできているものですね。
体を温めるものを食べれば、血行を促し、代謝もよくなります。
結果、太りにくい身体になり、冬太りも防げます。
きょうの献立は、根菜をたっぷり使った「炒めなます」です。
「なます」というと、お正月などにいただく、
大根とにんじんの酢の物「紅白なます」を思い浮かべる方が多いかもしれません。
炒めなますは、材料を油で炒めてから、酢などの調味料を加えて煮た、
歯ごたえがよくて、さっぱりと味わい深い一品です。
お酢の酸味がとんで、うま味が残って、ご飯のおかずにぴったり。
出来立てよりも少しおいたほうが味がなじんで美味しくなるので
作り置きにも重宝します。
身体を温める根菜いろいろで、ビタミンミネラルたっぷり、
是非作ってみてください。
◆ 根菜の炒めなます
【材料】ごぼう 1/2本(正味80gくらい)、
れんこん 1/2節(正味100gくらい)、
にんじん 1/2本(正味50gくらい)、
干しいたけ 4枚
油揚げ 1/2枚(約50g)、
ごま油 大さじ1.5、
生姜 小1かけ
A【酢 大さじ2.5、砂糖・みりん・うす口醤油 各大さじ1】
塩 少々、
白すりごま・白炒りごま 各大さじ1
【準備】
干しいたけは約1/2カップ強の水で戻しておく。
【作り方】
1.ごぼうは包丁の背でかるく皮をこそげ2ミリ薄さの斜め切りに、
れんこんとにんじんは皮をむき、2~3ミリの輪切り
(大きいときは半月切り)にする。
2.干しいたけは細切りに、油揚げは短冊切りにする。
3.ごま油を熱して、みじん切りの生姜と1を炒める。塩少々を加えて
全体に油がいきわたるまで炒めて、2も加えてさらに炒める。
4.しいたけの戻し汁とAを加えて、汁気がほとんどなくなるまで煮て
味をととのえて粗熱をとり、すりごまと炒りごまをまぶす。
※ 仕上げに、柚子皮を刻んでちらすと、香りがいいです。
※ 三つ葉や絹さやなど、青味を仕上げに散らすと彩りがきれいです。
【今回使用したのはコチラ】