- 今日(京)のおばんざいなぁに
- 2015.03.30
春の息吹~ふきの胡麻和え
春を呼ぶ野菜の一つ、ふきです。
ふき(蕗)は、数少ない日本原産の野菜の一つだそうです。
その爽やかな香りと独特の風味、ほのかな苦み、
シャキッとした食感が持ち味のふき。
透明感のある、うす緑色が、さわやかな春を表現してくれます。
春の食卓に是非…と思うのですが、
下ごしらえがわからない、アク抜きが面倒そう、どう料理したらいい?
等などと聞くことがあります。
ではでは、ふきのゆで方を紹介いたします。
まず、ふきをゆでるには、大きな鍋があると便利です。
筋をとるので、長めに切った方が、筋をとる手間が省けるからです。
ふきをゆでる時に、我が家では、パスタをゆでる鍋が登場。
そして、鍋に入る長さに、ふきを切り、たっぷりの塩で板ずりにします。
それから、熱湯に入れてゆでます。
太い部分を先に入れ、1分後に細い部分を入れ、
4分後に火をとめ、冷水にとります。
(ゆで時間→太い部分は4分、細い部分は3分。
ゆで過ぎると、歯ごたえがなくなるので注意)
水につけながら、端から筋をとります。
しゅ~っと端から端までとれるので、気持ちいいです。
むき残りが気になる方は、反対側からもとると、きれいに筋がとれます。
あとは、適当な長さに切って、煮たり、炒めたり、
天ぷらにしたり、春の味を食卓に~♪
最近、人気の食べ方は、簡単で美味しいごま和えです。
ふきの清々しい風味と、ごまの香りがよく合い、
春の息吹を感じるような一皿です。
ふきは薄い斜め切りにすると、味が染みやすいです。
ちなみに、我が家では、子どもがふきの独特の風味がちょっと苦手
というので、金ごま油を少し加えて、おろし生姜、かつお節を
一緒に和えます。
ふき特有の味が緩和されて、食べやすいようです。
◆ふきの胡麻和え
【材料】
ふき 2本分(約100g)
白だし 小さじ1
黒すりごま 大さじ2
(お好みで、金ごま油、おろし生姜、かつお削り節 各少々)
【作り方】
1.ゆでたふきは、斜め薄切りにし、水気をしっかりとっておく。
2.白だしに黒すりごまを混ぜて、1のふきを和える。
※ お好みで、金ごま油、おろし生姜、削り節などをかけても…
※ 黒すりごまで和えましたが、白でも、黒+白でも、お好み
に合わせてどうぞ。
■白だし
【材料】(作りやすい分量)
だし(濃いめ) 2カップ、 酒 1カップ、 みりん 1/2 カップ、
うす口醤油 大さじ1、 塩大さじ1.5
【作り方】
1.鍋に酒とみりんを入れて、煮立て、1~2分煮て、
アルコール分をとばす。
2.1にだし、うす口醤油、塩を加え、再び煮立つと、火を弱めて
4~5分煮る。
3.さまして、冷蔵庫で保存。(2週間くらい保存可)
ふきの葉は、捨てないで…!
茎をゆでたあとのお湯で、1分ほどゆで、
数時間水にさらしてから、刻んで、ごま油でいため、
醤油とみりんでたくと、風味のいい佃煮が出来ます・
【今回使用したのはコチラ】
すりごま(黒)