- 今日(京)のおばんざいなぁに
- 2015.10.16
大学かぼちゃ~ごま風味
食欲の秋です!
昔から「食欲の秋」と言われていますが、
食いしん坊からすると
年中、食欲は旺盛なわけで、
なぜ、秋だけに「食欲の…」がつくのか…?
ちょっと疑問ではないでしょうか。
一つは、暑い夏のあとの心地よい秋、自然と食欲が湧いてくるから。
それから、
動物の本能として、冬に備えて、体に多くの栄養分を
取り込もうとするから。
あと、こんな説もあるそう…
秋は、日照時間が減りますが、日光を浴びる量が減ると、
脳内の神経伝達物質セロトニンの分泌量も減るそうです。
精神の安定を保つ作用があるセロトニンは、
日光にあたる以外に、良質のたんぱく質等の食物を摂ることで
増えるそう。
秋になると食欲が増すのは、しっかり食べて、セロトニンを増やし、
精神の安定を保とうとする身体の声なのかもしれませんね。
さて、難しい話はさておき、
秋は、「恵みの秋」、でもあり、
いろいろな作物が実りを迎える季節。
主食であるお米!
さつま芋や山芋など芋類。
りんごや梨、ぶどうなどのフルーツ。
栗にきのこ。
そしてかぼちゃ。
かぼちゃの収穫は、夏がピークですが、
採れたてのものより、貯蔵することで甘みが増します。
ですから、食べごろは秋から冬にかけて!
きょうは、かぼちゃで、大学芋風のおやつを作ります。
大学芋は、蜜がからんで、ほくほくした美味しさが身上。
作り方は、油で揚げる工程、そして、
飴を作って絡める工程と、ちょっぴり手間がかかるのですが、
このレシピは、その2つの工程を同時にやってしまいます。
油で揚げ焼きしながら、同時に飴と絡めるという、
驚きの簡単、時短レシピ。
以前、画期的な大学いものレシピ、として
教えてもらったものですが、それをかぼちゃでアレンジ。
かぼちゃの方が火が通りやすく、早くできて作りやすいです。
カロチンやビタミンCたっぷりのかぼちゃは、
免疫力を高めてくれ、風邪をひきにくくなります。
美味しく食べて健康に…是非おためしくださいね。
◆大学かぼちゃ~ごま香る~
【材料】
かぼちゃ 約250g(小1/4個くらい) ごま油 50g(大さじ4弱)
(きび)砂糖 20g、 黒砂糖10g、濃口醤油・(米)酢 各小さじ1/4
黒炒りごま 大さじ1
【作り方】
1.かぼちゃを食べやすい乱切りにし、皮をところどころむく。
2.フライパン(中華鍋)に、ごま油、砂糖、醤油、酢を入れ、
上にかぼちゃを重ならないよう並べて蓋をして弱火にかける。
3.ふつふつしてくるとフライパンをゆすり、2~3分経つと返す。
4.蓋をして更に2~3分加熱しまたひっくり返す。
5.串を刺してスッと通れば、フライパンの周りの飴を絡ませる。
6.器に盛り、熱いうにち黒ごまをふりかける。
※ 余分な油は分離して鍋に残るのでヘルシーです。
かぼちゃを端に寄せて、フライパンを傾けると、
油分が下におちます。
※ 蓋の水滴が油に落ちないように注意してください。
【今回使用したのはコチラ】
(白)ごま油