- 今日(京)のおばんざいなぁに
- 2016.02.20
つややか 炒り大豆ご飯
はやいもので、二月も下旬。
立春から二週間が過ぎ、
春一番の影響でずいぶん暖かな日もありました。
まだ、もう少し寒い日が続きますが、
三寒四温を繰り返しながら、
だんだんと春に近づいていくのですね。
さて、
節分のときの福豆、
おうちに残ってませんでしょうか?
豆撒きをしたあと、一年を無病息災にすごせるよう願って、
年の数(プラス1)の豆をいただきます。
子供のころは、年の数を食べ終えた後、
さらに豆の「お代わり」をしていましたが
もはや、年の数は食べられません。
袋入りの豆が半分以上残る、というご家庭が多いのではないでしょうか。
中には、
そのまま忘れて、季節が変わってしまった…
時間が経って、豆がしっけてしまった…
賞味期限が過ぎてしまった…
…という声を聞くこともあります。
厄除けの豆が、そんなことになってはもったいないので、
はやめにいただきたいものです。
そんなときのお奨めは、お豆さんを一緒に炊き込んだ
大豆ごはんです!
とても簡単で、素朴なおいしさ。
そして、炊いてる最中、香ばしい、いいかおりがキッチンにたちこめます。
美味しくなるコツは、
炊く前に、豆をフライパンで軽く炒ること。
そうすることで、すこし時間がたった豆の香ばしさが蘇り、
風味がよくなります。
それから、
少量のごま油を入れること。
お米2合に小さじ1杯ほど加えるのですが、
ツヤが出て、ふっくらしっとりしたご飯になります。
これは、豆ごはんに限らず、普通のご飯を炊くときも
お試しください。
クセのないくっきんぐせさみおいるだと、
ごま油が入っていることは全くわかりません。
今回は、豆の風味をいかすために、
くっきんぐせさみおいるを加えました。
ごま油の香りを楽しみたい向きには、
金ごま油や黒ごま油をくわえると、ふわっとごま香る
ご飯になります。
炊飯ジャーにもお米がこびりつかずに
するっと取れるのも嬉しいです。
◆炒り大豆のご飯~節分豆を使って~
【材料】
炒り大豆(節分の残り) 一つかみ(30~40g)
米2合、 酒 大さじ1.5、 みりん・うす口醤油・塩 各小さじ1/2
くっきんぐせさみおいる 小さじ1
【準備】
・ お米はといでザルに上げて炊飯器に入れ、
2合分の水加減をしてから、大さじ2の水を取り、
(酒+みりん+醤油の分)
30分ほど吸水させておく。
・ その間、豆はフライパンで軽く炒って冷ましておく。
【作り方】
1.炊飯器のお米に、酒、みりん、醤油、塩、そして
大豆を加えてふつうに炊く。
2.炊き上がったら豆をつぶさないように混ぜ、10~15分
蒸らす。
※ 昆布(5cm角くらい)を一緒に炊くと、旨みが増します。
※ お好みで、油揚げ、人参など具を入れても美味しいですが、
シンプルに豆だけの方が、豆の風味が生きて味わい深いです。
くっきんぐせさみおいる