- 今日(京)のおばんざいなぁに
- 2016.06.05
芒種 ごま風味梅じゃこ炒飯
きょうは、二十四節気の「芒種」です。
芒種の「芒」は、見慣れぬ字ですが、
芒(のぎ)と読み、
稲や麦など穀物が実ったときに、その先端にある棘のような突起のことです。
麦の穂が実り 収穫期となって刈りとったり、
稲の苗は、田植えの時期を迎えたり…と
穀物の大事な作業をする目安とされている頃が芒種です。
日本人にとって、稲作はとりわけ大切な行事。
さかのぼれば、はるか縄文の頃に、その痕跡をとどめているよう。
田植えは、田楽・御田植祭などのような芸能にも結び付いており、
芒種は、米を主食とする私たち日本人に深く関わっています。
この時季の田植えの終わった田んぼ、
ほっとする 私たちの原風景ではないでしょうか。
さて、
このころ、というと、
ちょうど梅雨に入る時季でもあります。
昨日今日で、九州から関東までのあちこちで
梅雨入りが発表されました。
急に蒸し暑くなり、じめじめと過ごしにくくなって、
食欲が落ちることもあります。
そんなときにぴったりの、ちょっとさっぱりした、
梅干し入りの炒飯をご紹介します。
梅干しの酸味、青じその爽やかな風味に、
ごまの香りとコク、かつお節の風味があいまって、
食欲そそる一皿です。
カルシウムたっぷりのちりめんじゃこは、味が出るので、
調味料がほとんどいらないくらいです。また、梅干しと一緒に食べることで
カルシウムが体内へ吸収されやすくなるのも嬉しいです。
是非作ってみてください。
◆ごま風味 梅じゃこ炒飯
【材料】(2~3人分)
ご飯 茶碗2~3杯分、 梅干し 大2個、 ちりめんじゃこ 大さじ3~4
ごま油 大さじ1強、 細切り塩昆布 少々、 細ねぎ 3本、
醤油 少々、 白すりごま 大さじ2強、 削りかつお 1パック、
【作り方】
1.梅干しは種をとり包丁でたたく。ねぎは小口切りにしておく。
2.フライパンにごま油(大さじ1)を熱し、ちりめんじゃこを炒める。
3.ご飯も入れ炒め合わせ、パラパラほぐれると、梅干し、塩昆布を
加え、全体になじますように炒める。
4.醤油を鍋肌からまわしいれて、ねぎ、かつお、すりごま(大さじ2)を
加えて味を調え、ごま油を少々回し入れて火をとめる。
5.器に盛って、細くちぎったしそとすりごまを混ぜて、散らす。
※ 細切り塩昆布があれば、お醤油はなしでもOK。細切り塩昆布がなければ
お醤油の量をお好みで調節してください。
【今回使用したのはコチラ】
(白)ごま油