- 今日(京)のおばんざいなぁに
- 2016.11.24
大根のごま味噌煮~和食の日に
きょう11月24日は、いい日本食
(1・1・2・4) で、
「和食」の日です。
3年前、2013年に、ユネスコ無形文化遺産に
和食(日本人の伝統的な食文化)が登録されて以来、
和食が注目を集めています。
海外でも、和食人気は高まっているようですが、
その一方、日本の家庭で、和食を作って味わう機会が増えている…
というわけではなさそうです。
和食、だしのうま味を含めた 伝統的な日本の食文化を見直し、
子供の世代に受け継いでいくことの大切さを考える
機会が増えれば…と思います。
味覚の基本は、甘味・塩味・酸味・苦味・うま味の五つです。
和食の味わいの中で、料理の味の決め手となるのは「だし」
うま味です。
だしのうま味は、日本が世界に誇る味覚。
ちなみに、英語では「うま味」に相当する表現がなく、
日本語の「umami」を代用している、と聞きます。
昆布、鰹節、干ししいたけなどを使っただしは、
美味しさは、もちろんのこと、うまみのおかげで
塩分を控えることができ、健康にも結びついています。
脳がうま味を感じると、消化吸収を促す指令を胃腸に出すので
食べ過ぎ防止にもなるそう。
また、うま味の成分は、脳神経を刺激するとも言われており、
うま味が舌から伝わると、脳は活性化して、
記憶力が向上したり、認知用の予防なども期待できるそうです。
私自身は、だしのにおいが台所にたちこめると、
ほっとして、気持ちがやすらぎますが、
実際に、情緒が安定する働きも認められているそうです。
・・・いいことづくめのだしのうま味!!
「和食の日」にちなんで
今日は食卓にだしの「うまみ」のひと皿を加えてみました。
旬を迎えて、美味しくなる大根の煮物、
短時間で手軽にできるごま味噌煮を作ってみました。
だしのうまみと、ごまの香ばしさで味が決まります。
ぜひお試し下さい。
◆ 大根と油揚げのごま味噌煮
【材料】(3~4人分)
大根 1/2本(500~600g)、 油揚げ 1枚
ごま油 小さじ1~2、 酒・みりん 各大さじ1
塩・うす口醤油 各少々、
だし 1カップ強、 白練りごま 大さじ1.5
味噌 大さじ1~2、 白すりごま 大さじ2~3
【作り方】 1.大根は縦4つに切ってから乱切りにする。
油揚げは食べやすく切る(今回は 3cm角の正方形)
2.鍋にごま油を熱し大根を入れ塩少々を振り入れて
ひと炒めする。
3.酒、みりんを入れ煮立つと、だしを大根がひたひたになる
くらい入れ、うす口醤油、油揚げも入れて10分ほど煮る。
4.味噌、練りごまを加え混ぜて、煮汁が少なくなるまで5分ほど
煮る。味をととのえて、火を止めてすりごまを加え混ぜる。
5.器に盛り、青みを散らす。(大根葉のゆでてきざんだもの、
あるいは、刻みねぎや刻み三つ葉など)
※ 味噌は、白味噌とふつうの味噌を混ぜて使いましたが、
お好みの味噌で作ってみてください。
お味噌によって味がいろいろなので、みりんや醤油の量を
加減してください。
※ 今回は、油揚を入れましたが、大根だけでも美味しいです。
お好みで、豚肉など加えるとボリュームアップします。
【今回使用したのはコチラ】
(白)ごま油