- 今日(京)のおばんざいなぁに
- 2017.01.07
お餅の肉巻き照焼き
少々遅い新年のご挨拶になりますが…
あけましておめでとうございます。
今年も、ごま油やごま製品を使ったいろいろな献立を
紹介していきたいと思います。
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
2017年…平成29年のお正月、
皆さま、どんなお正月を迎えられたことでしょうか。
さて、
新しい年の初めの食卓といえば、お節料理にお雑煮。
お正月を祝う 日本の伝統料理であるお節ですが、
最近は、お節料理を食べない人が増えてきている、
と聞きます。
そして、お雑煮につきもののお餅ですが、
年末の風物詩である「お餅つき」が昨今、
衛生上の理由で、規制されてきているようです。
時代の流れとともに、食生活の多様化や環境の変化
はあるのでしょうが、
お節やお雑煮、お正月を祝う伝統は、これから先も
ずっとつづいてほしいものです。
お節料理というと、お煮しめにごまめに伊達巻に栗きんとんに…
と品数が多いのですが、色いろ用意するのがたいへんな時は、
三種の祝い肴…数の子、ごまめ、たたきごぼう(関東は黒豆)
とお雑煮があれば、とりあえず最低限のお正月の食卓が整います。
お雑煮は、北海道と沖縄を除く日本全国各地で、
室町時代頃から既に食べられていたようです。
当時、お雑煮は 宴などで一番最初に食べる縁起のよい料理だったそうで、
その習わしをもと、一年の始まりである元日にお雑煮を食べるようになった
というふうに言われています。
本州から移り住んだ人の影響で、いつのころからか、北海道にもお雑煮の
食文化はできたそうです。
ちなみに、北海道のお雑煮は、お醤油仕立てのおすましで
お餅は焼いた角餅、具はにんじん、ごぼう、三つ葉等の野菜等とか…。
日本全国、お雑煮の形は様々で、
お餅は、丸か角か、焼くか焼かないか、
おつゆの味付けは、すまし汁仕立てか、白味噌仕立てか、
具は、その地方の産物など、さまざま
お雑煮、とひとくくりにするのもどうかと思うほど、
多種多様です。
同じ都道府県でも、家庭によって、また違うので、
ある意味、お雑煮はおふくろの味に近いものがあるかもしれません。
さて、
お雑煮をいただいたあとのお餅は余っていませんか。
きょうは、お餅をつかったボリュームある一皿、
お餅の肉巻き照焼きをご紹介いたします。
お餅の周りに肉を巻いてごま油で焼き、たれを
からめた、ごま香る一品。
お餅と一緒に入れた水菜のシャキッとした歯ごたえ、
爽やかな風味が、こってり目のたれによく合います。
是非お試しください。
◆ お餅の肉巻き照焼き
【材料】(約2人分)
餅 2個、 塩・こしょう 各少々、 水菜 少々、
牛肉薄切り 100g、 片栗粉 少々、 ごま油 適宜
A【酒・醤油・みりん 各大さじ1弱】
白炒りごま 少々、 付け合わせ野菜(にんじんなど)
【作り方】1.お餅は半分に切る。
水菜は、お餅より少し長めに切る。
2.牛肉は4等分して、軽く、塩こしょうをふり、1の
お餅と水菜をくるくる巻いて、巻き終わりに軽く
片栗粉をまぶしておく。
3.フライパンにごま油を熱して、 2の巻き終わりを
下に入れて焼く。中弱火で、転がしながら全体に
焼き目をつける。
4.肉に火が通ると、Aを回し入れて、全体にからめる。
お餅を爪楊枝でさしてみて、柔らかければ、
器に盛る。(固い場合は、蓋をしてもう少し火をとおす)
5.炒りごまを散らし、付け合わせを添える。
※ 付け合わせのにんじんは、1cm幅の輪切りにして
サッと下茹でしたものを4で入れて、一緒に煮汁を
からめる。
にんじんのほかに、長いも、じゃが芋や、小松菜などの
青菜も美味しいです。
※ 水菜がおすすめですが、ほかに、ねぎ、青じそなども…
【今回使用したのはコチラ】
(白)ごま油