- 今日(京)のおばんざいなぁに
- 2017.08.23
処暑~ごま香る 汁なし担々風素麺
八月も下旬となりましたが、蒸し暑い日々がつづきます。
きょう8月23日は、二十四節気の「処暑」
暑さが和らぎ一段落する、と言われる頃なのですが、
今年はなかなかに厳しい暑さがつづきます。
例年、お盆を過ぎると朝夕、少し涼しくなるのですが、
今年の京都は、お盆の頃しのぎやすかったのが、また、
暑さがぶり返して来た模様。
そして、甲子園では、熱い熱い決勝戦も行われています。
8月に入ってから21日連続降水観測された東京も、朝から日差しがつよく、
2週間ぶりの猛暑日になるとか。
熱中症には、くれぐれもご注意ください。
さて、処暑の頃の行事といえば、地蔵盆です。
地蔵菩薩の縁日である8月24日を中心に、地域の子どものお祭り
「地蔵盆」が各地で行われます。
各地とはいえ、おもに近畿地方、とりわけ京都で盛んです。
京都市内には、ポストやコンビニよりも「お地蔵さん」の数が多いそう。
地蔵盆では、お地蔵さんを洗い清め、新しい前垂れにかえ、化粧をほどこすなど
飾り付けをし、灯籠を立てお供え物をしてお祭りします。
お地蔵様は、子どもを守護し救済する、守り神とされていて
お祭りの主役は、子供。
輪になって、直径2~3メートルもある大きな数珠を廻しながら
お経を唱える数珠まわし(百万遍とも呼ばれる)。
それから、西瓜わり、風船福引にゲーム、肝だめし、
金魚すくい、紙しばい、クイズなどなど
子どもたちの夏休み最後の楽しい思い出になることでしょう。
マンションが増えたり、地域の在り方や生活様式がだんだんと
変わってきて、「地蔵盆」がない所も増えてきていますが、
ずっと続いてほしい伝統行事です。
さて、地蔵盆のお供え、というと精進料理。
精進にこだわるわけではないのですが、
お肉なしで、ボリュームある美味しさの汁なし担々麺を作ってみました。
ごま油の香りで、こくのある美味しさは、食欲をそそります。
具には車麩と干しいたけを使いましたが、もちろん、
ひき肉でもOK。
お子様向けには、豆板醤など辛味は控えてくださいね。
夏バテしないように、しっかり栄養を摂ってお過ごしください。
◆ごま香る~汁なし担担風素麺
【材料】(約2人分)
素麺 2把、 なす 1個、 塩 少々、 ごま油 大さじ1
生姜 大1かけ、 にんにく 1かけ、 長ねぎ 1/2本、
豆板醤 小さじ1/2、 干しいたけ 2個、 車麩(小)1個、
A【オイスターソース・砂糖・味噌・醤油 各小さじ1、
酒・白練りごま・しいたけの戻し汁 各大さじ1】
白すりごま大さじ2、 白炒りごま 小さじ1
B【ごま油・麺つゆ 各少々】
【作り方】
1.長ねぎは、白い外側の部分を白髪ねぎにして冷水に放ち、
残りはみじん切りに。生姜とにんにくもみじん切りにする。
2.干しいたけは戻してみじん切りに、車麩も戻して粗く刻む。
3.なすは1.5cmくらいの角切りにして塩をふり、しぼって
ごま油小さじ1で炒めて一旦取り出す。
4.残りのごま油で、生姜、にんにく、ねぎのみじん切りを炒めて
香りが立つと、2を入れ炒め合わせ、すりごまと3のなすも加える。
5.素麺はゆでて洗って水をきり、Bのごま油と麺つゆをからめる。
器に入れ、4を上にのせて炒り胡麻と白髪ねぎを散らす。
※ ご飯にも合います。
※ お好みでごまらあ油をどうぞ。
【今回使用したのはコチラ】
(白)ごま油