- 今日(京)のおばんざいなぁに
- 2023.09.28
お月見にも~ちょっと和風のごま入りミートローフ
もうすぐ中秋の名月です。
秋の風物詩ともいえる中秋の名月は、毎年日にちが変わります。
旧暦では7月~9月が秋で、秋の真ん中である「中秋の名月」は
旧暦8月15日にあたるのです。
旧暦は、月の満ち欠けを基準に作られ、
新月から新月までの間をひと月としていたので、
15日前後が満月になります。
中秋の名月は、早い年では9月7日頃、遅ければ10月8日頃になりますが、
今年2023年は9月29日。
ずれがあるので、必ずしも、中秋の名月が満月とは限らないのですが、
今年は満月にあたります!
中秋は、空が澄みわって、月が最も美しく見える頃で、
お月見が楽しまれるようになったとか。
一般的に「お月見」といえば「中秋の名月」=「十五夜」です。
美しい名月をながめながら、その年の収穫に感謝をする風習は、
中国から伝わったそうです。
中国の中秋節では、伝統的なお菓子・月餅が有名ですが、
日本では、お月見といえば月見団子とすすき。
月見団子は、満月のような丸い形に作り、
農産物の収穫を感謝し、翌年の豊作に祈りを込めてお供えします。
そして、実りを象徴する稲穂をお供えする代わりに、
形が似ているすすきを一緒に飾ります。
あと、お月見には月見そば!という人もいらっしゃいますね。
月見そばや月見うどんは、卵の黄身を満月に見立てたもの、
丼鉢の中にお月見の風情を見出す…情緒がありますね。
いつのころからか、ファストフードやコンビニでは、この時期
月見バーガーが人気となっているようです。
この「月見」は、目玉焼きでしょうか。
きょうは、切り分けると、ゆで卵の「月見」が顔を出す、
ミートローフを紹介いたします。
生地に炒りごまをたっぷり混ぜ込んだひき肉だね、
中にゆで卵を入れると、切り口が華やかで、また
加熱時間が短くなります。
香ばしいごま、そして、香辛料はこしょうの代わりに粉山椒を入れ、
隠し味に白味噌を混ぜ込み、ちょっと和風テイストのミートローフ。
お月見にも、ふだんのご飯にも、是非作ってみてください。
お月見にも~
ちょっと和風のごま入りミートローフ
【材料】(2~3人分)
・卵 2~3コ(ゆで卵用)
・合いびき肉 300g
・塩 小さじ1/2
・粉山椒 少々
・玉ねぎ 1/2コ
・エキストラバージンごま油 小さじ1/2+少々
・麩 約10コ(15gくらい)
・卵 1/2個
A【 白味噌・醤油・みりん 各小さじ1】
・黒炒りごま・白炒りごま 各大さじ1
B【赤味噌 ・みりん 各小さじ1、ケチャップ 大さじ2】
【作り方】
①沸騰した湯に卵を入れて7~8分ゆでて、ゆで卵をつくる。
卵を入れてから3分程お箸でぐるぐる混ぜていると、黄身がかたよらずに真ん中にきます。
②玉ねぎをみじん切りにし、エキストラバージンごま油(小さじ1/2)を混ぜて電子レンジで2分加熱する(途中で一度出して混ぜる)。すりおろした麩を混ぜて冷ましておく。
③ひき肉に塩と粉山椒を加えてしっかりと混ぜる。②とAを加えてよく練り混ぜ、炒りごまも加え混ぜる。
④パウンド型に薄くエキストラバージンごま油をしき、③の1/3量を入れ、皮をむいたゆで卵をのせ、残りの③を入れてしっかり詰める。型を持ち上げて軽くトントンと落として空気をぬく。
ゆで卵の両端を切って3個入れると、どこを切っても黄身のある状態になります。(パウンド型がない場合は、アルミホイルを二重にして、油をぬって包みこむ。)
⑤200℃に予熱したオーブンで25~30分焼く。肉汁を小鍋にとり、Bと水少々を混ぜて加熱し、味をととのえ、たれをつくる。ミートローフは粗熱をとって切り分け、たれを添えてどうぞ。
※生地が少量余ったら、ミニサイズのハンバーグをお弁当用に作ったりできます。
(お弁当用に、あえて余らせて作りました。)