- 今日(京)のおばんざいなぁに
- 2024.09.09
米不足対策!オートミール入りちらし寿司
全国的にお米の在庫不足です。
八月の下旬ころから、令和の米騒動!
と連日のように話題にもなっています。
どこのお店に行っても、お米売り場の棚が空っぽ!
という光景が見られ、かわりにパックご飯や、
切り餅が置かれているところもあります。
米騒動といえば、大正時代の米の価格急騰にともなう暴動事件
が歴史的には有名ですが、
私の記憶にあるのは、約30年前の1993~1994年にかけてのこと。
平成の米騒動と言われていますが、お米が全然手に入りませんでした。
1993年は、夏に長雨がつづき大冷夏で、
あの夏、我が家ではクーラーをつけた日はたった1日!
(昼も夜も冷房なしでは過ごせない今夏からは考えられない…)
冷夏による稲の記録的な生育不良で、お米の収穫量が大きく減りました。
翌1994年は一転して豊作となったため、米不足はこの年後半に収束。
お米が普通にあって、食べられる有難さをしみじみと感じると同時に、
日本のお米の美味しさを再確認しました。
(緊急輸入されたタイ米、カリフォルニア米は、そのままでは
パサついて、食べにくいものでした…)
さておき、現在、令和の米騒動は、
新米が入荷するにつれ、おさまると言われています。
ここ数日、新米が入荷して、久しぶりにお米が販売されているのを
目にしました!
ただ、値段が高い! 普段の4~5割増しの価格となっています。
それでも、ほどなく売り切れていました。
新米の流通が本格化して九月中に品薄は解消される、と言われていますが、
高騰した価格は、しばらく落ち着かないのでは…と懸念されます。
とりあえず、我が家では、しばらくお米を買わずにすむよう、
お米に、雑穀など混ぜて嵩増しすることにしています。
(暑い時期のお米の保存法は、下の*マークのところをご覧ください)
こちら、お米の横にあるのはオートミール。
(オートミールの中でもお米のように食べるのに適しているロールドオーツ)
今回は、オートミールを混ぜたご飯でちらし寿司を作ってみました。
オートミールは3年前、2021年に話題となり、売れ行きが急上昇した
食材。
保存が効いて、栄養化が高いオートミールは、コロナ禍だった当時、
運動不足による健康志向の高まりとともに、
低カロリーでミネラルたっぷり!と注目を集めました。
お米の代用とした食べ方が人気のようですが、
その食感や風味が苦手で、そのままではちょっと…という人も。。。
そこで、ちらし寿司にしてみました。
具だくさんで、お酢の酸味と味付けで、オートミールが入っているのを
忘れてしまいそうです。
炊き込みご飯のように味をつけて炊き、
最後に、お酢だけを混ぜるので、とても手軽です。
エキストラバージンごま油を混ぜて炊くので、ふっくらと艶よく、
調味料とお米とオートミールがよくなじんで炊き上がります。
+オートミールで食物繊維、鉄や亜鉛、カルシウムなどのミネラル、
ビタミンB群やビタミンE 等など、白米にはない栄養が摂れます。
糖質やカロリーが低いので、ダイエット中の方、血糖値が気になる方
にもピッタリ。
是非作ってみてください。
オートミール入りちらし寿司
【材料】(約4人分)
・米 1合半(1.5合=225g)
・オートミール 100g
・にんじん 小1本
・油揚げ 1/2枚
・干しいたけ 4枚
・ちりめんじゃこ 15~20g
A
【酒・みりん・砂糖・うす口醤油 各大さじ1、エキストラバージンごま油 小さじ1】
・(米)酢 約大さじ3
・炒りごま(白・黒) 各大さじ1
・錦糸卵・かにかま・青味(オクラ、きゅうり、絹さや等)・海苔等お好みで
【準備】
①干しいたけは水でもどしておく。
②米を洗ってザルに上げて軽く水を切り、炊飯器に入れ、水を加えて浸けておく。(30~60分)
【作り方】
③干しいたけの戻し汁を加えて炊飯器の目盛りが1.5合になるように水加減をする。
④③にAとエキストラバージンごま油を入れて混ぜ、上にちりめんじゃこ、にんじんと油揚げ、戻した干しいたけの細切、オートミールをまんべんなくのせ、炊飯する。
⑤④が炊き上がると、酢を加え全体に混ぜ少し蒸らし、炒りごまを加え混ぜる。器に盛り、錦糸卵やかにかま、青味などお好みで上にのせる。
※干しいたけは、前日から水に浸けて冷蔵庫でもどすと、旨みや甘みが出て美味しくなりますが、時間がないときは、米の浸水時間に合わせ、かたい場合は、浸け汁ごと電子レンジで加熱してやわらかくする。
※今回は、オートミールの量を米の半分以下にしていますが、お好みで、増減してみてください。
*暑い時期のお米の保存には、要注意!
保管方法が悪いと、食味が低下したり、虫がわいたりします。買ってきた袋のままは駄目です。袋は湿気と臭いを通す上、小さい空気穴が開けてあり、密閉状態ではありません。
お勧めの保存法は、空気に触れないようペットボトルやジップロック等密閉できる袋に入れ替え、冷蔵庫の野菜室に入れることです。湿気や空気に触れず、酸化防止になり、また、低温で保存することでお米が休眠状態になり、劣化のスピードが落ちて、美味しさが保たれます。