- 今日(京)のおばんざいなぁに
- 2023.06.08
きゅうりとちりめんじゃことチーズの梅ごま和え
6月4日~10日は「歯と口の健康週間」、
語呂合わせで6月4日が虫歯予防デーであることから来ています。
この一週間は、歯や口腔の健康を考え、日々の習慣を見直す
いい機会です。
歯が健康だと、高齢になっても自分の歯で美味しく食べられ、
食生活が豊かになるだけでなく、
全身の健康の維持、病気の予防にもつながっています。
歯を失う一番大きな原因は歯周病。
歯周病は、概して痛みがないので気付かないうちに進行し、
口の中だけでなく、動脈硬化や肥満、心臓病、糖尿病など
全身に悪影響を及ぼす怖い病気です。
歯は、老化で抜けるのではなく、
歯周病の予防、早めの治療をすることで、
幾つになっても自分の歯を保てるそう!
歯が健康だと「よく噛む」ことが可能です。
よく噛むことは消化をよくする、というのは
皆さんご存じだと思いますが、それだけではありません。
しっかり嚙むことで、脳への血流が増え、骨への刺激が脳に伝わって、
脳が活性化し、集中力がアップ!
勉強や仕事、スポーツで、よりよい結果が期待できそうです。
また、認知症の予防にも効果があります。
ほかにも、血流がよくなることで、薄毛や白髪の予防になったり、
咬筋(噛む筋肉)がよく刺激され、顔の筋肉にハリが出たり、
といいこと尽くめです。
さぁ、きょうは歯の健康にいい献立です。
もう一品、というときにさっと簡単手軽にできる、
「きゅうりとちりめんじゃことチーズの梅ごま和え」
ちりめんじゃことチーズは、
歯の健康に必要なカルシウムとたん白質を多く含みます。
ちりめんじゃこはビタミンDも多いので、カルシウムの吸収率を高め、
尿中への排泄を減らしてくれます。
チーズは歯の再石灰化を促して、初期の虫歯などを修復する働きもある
とか。
そして、梅干しに含まれるクエン酸はカルシウムの吸収を助け、
また、虫歯を予防する効果もあります。
いろいろな栄養素をバランスよく含むごまは、
カルシウム、鉄分、ビタミン類など歯の健康に役立つ栄養が豊富です。
最後に主役のきゅうりですが、水分が多くてあまり栄養がないのでは?
と思われる方もいらっしゃるかもしれません。
意外なことに(と書くときゅうりには失礼なのですが)
きゅうりには、歯や口腔にいいことが色々あるのです。
歯ごたえがあり、ほどよい固さでポリポリとした食感は、
意識しなくても噛む回数が増えます。
とくに大き目に切ると、しっかり嚙むことにつながります。
咀嚼で血行が促進され、脳も活性化するのです。
また、きゅうりの繊維質が歯にこすれることで、
歯の表面等の汚れを取り除く助けにもなります。
また、水分が多いことは唾液の分泌を促して歯を守ることになります。
淡白な味のきゅうりが、旨みのあるじゃこやチーズ、
酸味のある梅干し、そして香りと風味のごま油と一緒になり、
食感のいい、食欲をそそる一皿になっています。
歯の健康にもいい一品、是非作ってみてください。
きゅうりとちりめんじゃことチーズの梅ごま和え
【材料】
・きゅうり 1本(大きめ)
・ちりめんじゃこ 大さじ2
・チーズ 30g
・梅干し 大1個
・ごま油 大さじ1/2
A
【酢・醤油・みりん 各少々】
・白炒りごま 小さじ1
【作り方】
①きゅうりは 大きめの乱切りにする。チーズは約1cm角に切る。
②梅干しをたたいて、ごま油を加え混ぜ、Aも入れて好みの味加減にする。(梅干しの塩分、酸味に応じて)
③クッキングペーパーなどで①のきゅうりの水分をふき取り、チーズとちりめんじゃこと合わせ②で和える。器に盛り白炒りごまをふりかける。
今回使用したのはコチラ