- 今日(京)のおばんざいなぁに
- 2025.09.29
鶏むね肉の胡麻ごま焼き
九月下旬となり、ようやく猛暑がおさまってきました。
が、すこし涼しくなったかと思うと、真夏日にもどったりと、
ジグザグ気温で、身体の不調を訴える声も少なくない様子です。
猛暑から解放されて、身も心もほっとする中、
夏の疲れが出てくる時期、体調の変化に気を付けねばなりません。
今年の夏はとりわけ厳しい猛暑だったので、
身体に蓄積されたダメージは、予想以上に大きいかも…?!
長引く猛暑の中、大量の汗をかいたことで、体内の塩分などミネラル
成分が失われ、また、冷房の効いた室内と高温の屋外との温度差で
自律神経の働きが乱れ、
身体がだるい、食欲がない、疲れやすい、寝不足などの夏バテの症状が
出るようです。
そんな夏の疲れから身体を回復させるのに、効果的な食材のひとつは、
鶏肉!
鶏肉は、消化がよく、夏バテで体調がよくないような状況でも、
胃腸に負担をかけず、しっかりと栄養を吸収できるようです。
また、高たんぱくで、筋肉の疲労を回復させる効果、
身体の代謝や身体の持久力を向上させる効果もあります。
渡り鳥が、不眠不休で何千㎞もの距離を飛び続けられるのは、
持久力の要とも言われている成分イミダペプチドの働きだそう。
今回ご紹介するのは、そのイミダペプチドの量が圧倒的に多い
鶏むね肉を使って、ごまをたっぷり加えた香ばしい一品です。
あっさりしたむね肉は、油との相性がとてもいいです。
たっぷりめのごま油で炒め焼きにすると、風味よく
焼き上がります。
加熱でパサつきやすいむね肉ですが、
準備段階で、水分と砂糖をもみこんで、下味をつけておくと、
やわらかでしっとりした食感に焼き上がります。
そして焼くときに、ごまをまぶすと、香ばしい風味と
プチプチッとはじけるごまの食感がいい感じ。
ご飯のおかずに、お酒のおつまみに、お弁当の一品にも
重宝します。
夏の疲れに効く献立、是非作ってみてください。
鶏むね肉の胡麻ごま焼き
【材料】(2~3人分)
・鶏むね肉 約200g
A
【塩・こしょう 各少々、砂糖 小さじ1、酒 大さじ1強、にんにく・生姜 各1かけのすりおろし、カレー粉 小さじ1】
・白炒りごま 大さじ2
・黒炒りごま 大さじ1
・ごま油 大さじ1~2
【作り方】
①鶏むね肉は繊維を切るようにそぎ切りにし、Aをもみこんで15分ほどおく。
②ポリ袋に炒りごまを入れて①の周りにまぶす。
③フライパンにごま油を熱し、②を並べて中火で焼く。ひっくり返して、火が通るまで焼く。(焼き過ぎるとかたくなるので注意)
※炒りごまは、白ごまだけ、黒ごまだけ、お好みで作ってください。ミックスすると、白:黒=2:1で、画像のように仕上がります。 (1:1の同量にすると、黒が多く見える仕上がりになります)