- 今日(京)のおばんざいなぁに
- 2023.08.04
焼きなすのパスタ~ペペロンチーノ風
八月に入りました。
京都では、七月の下旬から二週間以上猛暑日がつづいています。
連日のとてつもなく厳しい暑さの中、
ご自身の(ご家族の)体調をくずさないように
気を配る毎日だと思います。
とりあえずは、食生活!
あまりの暑さに食欲が減退してしまうと、体力低下につながります。
夏の暑さに身体が適応できるよう調整してくる夏野菜を、
積極的に、そして美味しく食べて元気に夏を乗り切りたいものです。
夏野菜は水分が多いので、食べることで水分補給ができます。
また、身体の余分な熱を逃がす働きがあるカリウムもたっぷり。
熱中症予防や夏バテ予防が期待できます。
夏野菜の代表いえば、なす、トマト、きゅうり。
いずれも年中ありますが、旬の夏には値段も安くなり、
栄養価も高くなり、何より味が濃く美味しくなります。
中でも、煮ても、焼いても、揚げても、炒めても、生でも、
色んな調理法で美味しく食べられ、また、
和・洋・中・エスニック、どんな味付にも合うのは、なす。
なすは淡色野菜なので、ビタミンたっぷり…というわけでありません。
が、皮の濃い青紫色は、アントシアニンの一種ナスニンという成分で、
抗酸化力があり、身体の老化、生活習慣病を予防する効果があるそう。
また、カリウム等ミネラル、食物繊維も含まれ、
生体調整機能に優れていると言われる野菜です。
きょうは、なすのパスタを紹介しますが、
ちょっと変わった和風のスパゲッティ、
焼きなすを使ってペペロンチーノ風に仕上げました。
焼きなすにすることで、炒めたなすとは一味違う味。
なすの旨みが増して、焼いた香ばしさと独特の風味がつき、
味わい深く、そして、しっとりトロッとした食感が、
あとを引く美味しいパスタです。
茄子に加える具は、
ちりめんじゃこ(だしにもなり +たんぱく質)、
枝豆(彩り<青味> +ビタミン・たんぱく質)。
これで、栄養バランスもバッチリです。
食欲をそそる味、是非作ってみてください!
焼きなすのパスタ~ペペロンチーノ風
【材料】(2人分)
・なす 3本
・ちりめんじゃこ 20g
・黒オリーブ 5~6コ(なくてもOK)
・エキストラバージンごま油 大さじ2
・にんにく 1かけ
・鷹の爪 1本
・塩・こしょう 各適宜
・めんつゆ 少々
・スパゲッティ 2人分の量(150~180g)
・枝豆 適宜
・白すりごま 大さじ2
・削り節 1つかみ
【作り方】
①なすは包丁で縦に浅く切り込みを入れて、グリルで15分くらい、焦げ目がつくまで焼き、皮をむき、さいてほぐしておく。
皮に焦げ目がつくまで焼くと、竹串でスッと皮がむけます。
②スパゲッティをゆでる。
③(ゆでている間に)フライパンにエキストラバージンごま油、にんにくのみじん切り、鷹の爪の輪切りを入れ火にかけ、香りが立つと、①のなす、輪切りのオリーブを加えて炒める。塩・こしょう、めんつゆを加えて味をととのえる。
④スパゲッティがゆで上がる少し前に(約30秒前)ちりめんじゃこを入れてともにザルに上げ、ゆで汁少々も一緒に③に加えてからめ、すりごまと枝豆を加え混ぜ、器に盛る。上から、削り節とすりごまを散らす。
※ちりめんじゃこをパスタと一緒にさっとゆでたのは、口あたりやわらかく、パスタとの馴染みをよくするためです。お好みで、ゆでずにそのまま炒めてもOKです。