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今日(京)のおばんざいなぁに
2022.03.23

オートミールぼた餅

今年の春分の日は、3月21日です。
春彼岸は、春分の日を中日として、前後3日ずつの7日間なので、
2022年は3月18~24日になります。

お彼岸は、ご存じのように春と秋、年に2回あります。
ちなみに、俳句の世界では、
単に「彼岸」と言えば春彼岸をさし、
秋分の方は「秋彼岸」と言って区別しています。

お彼岸には、お墓参りをして、ぼた餅など
和菓子をお供えします。
仏教色の濃い行事ですが、中国・インドなどの仏教国では見られず、
日本独自の行事だそうです。

さて、ぼた餅は春で、秋はおはぎ、と言われることが多いですが、
これは、
春は牡丹の花になぞらえて、牡丹餅(ぼたもち)
秋は萩の花になぞらえて、お萩と呼ぶ、という説からきています。

大きさによる(花の大きさに合わせ、ぼた餅は大、お萩は小)という説、
粒あんがおはぎで、こしあんがぼた餅、という説…
等など、諸説ありますが、
主原料は、あんことお米(もち米)。

あんこが外側で中がもち米(餅)のものと、
その反対のものがありますが、
後者(外側がもち米の餅)は、周りにきなこや黒ごま・白ごま、青のりなど、いろいろまぶすことが多いです。

ここ数年、お萩・ぼた餅の世界も、大きくバリエーションが広がって、
色んなあん(さつま芋、かぼちゃ、枝豆など野菜あん、フルーツのあん)また、あんをカラフルに色付けて、花の様にしぼり出したり… と
おはぎ(ぼた餅)とは思えないような華やかなものもあります。

今日ご紹介するおはぎは、見た目は昔ながらの普通のおはぎ、
食べても、普通のおはぎ… ん?!? … お米のお餅とはちょっと違う?
と気づく方もいらっしゃるかもしれません。

こちら、オートミールで作ったお餅です。
昨年、最も注目された食材の一つ、オートミール。
昨年末に、オートミールで作った炒飯をご紹介いたしましたが、
今度は、ぼた餅を作ってみました!

お餅のようなもっちりした口当たりに加えて、
オートミールのプチっとした食感がいい感じ。
お餅生地に白すりごまを加えたので、
ごまの香ばしさがオートミールの独特の風味を
抑えてくれます。
何より簡単手軽にできて、食物繊維、ミネラルがたっぷり!
ヘルシーで美味しいぼた餅、是非作ってみてください。

◆ オートミールぼた餅

【材料】 (約6コ分)
オートミール 50g
片栗粉 大さじ1
塩 ほんの少々
水 100㏄
白すりごま 大さじ1

粒あん 適宜(100~150g)
きなこ 大さじ2
黒すりごま 大さじ2

 

【作り方】
1. 耐熱ボウルにオートミールと片栗粉、塩を入れてかるく混ぜ、

全体に水をまわしかける。
2. ふんわりラップをかけて、電子レンジ(500W)で1分加熱する。
一旦取り出し、上下を返すようにして軽く混ぜ、さらに1分加熱する。
3. 全体を混ぜて、ラップでふたをして蒸らす。 (そのまま冷ます)

4. 粒あんをラップに包んで丸く形作る。
5. 3をだいだい6つに分け、ラップに包んで丸く形作る。
6. 中あんの分は、5をラップではさんで平たくして、あんをのせ
包むように丸く形を整え、周りにすり黒ごま(きなこ)をまぶす。
7. 外あんの分は、あんをラップではさんで平たく丸くのばして
 5をのせて包むように丸く形をととのえる。

※ 包むときは、全体包まなくてもOK。 (周りに黒ごま、きなこを
まぶすと気になりません。 外あんの方も、あんがついてない部分を
下にすると、目立ちません。

※ 外あんは、中あんよりも、あんは多め、オートミール餅は少なめに
 すると、作りやすく、どちらも同じくらいの大きさに仕上がります。

【今回使用したのはコチラ】
●すりごま(白)
●すりごま(黒)▼「ごま香る~オートミールの炒飯」はこちら

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