- 今日(京)のおばんざいなぁに
- 2022.02.11
セサミ・焼きチョコ
二月の行事といえば
節分、初午、そして、バレンタインデー。
近年バレンタインデーはどんどん多様化しているようです。
女性が意中の男性にチョコを贈る…というのは20世紀の話。
そういう「本命チョコ」よりも、今は「友チョコ」「ファミチョコ」
「自分チョコ」等々、友達と、家族と楽しんだり、また、
プレゼントより自分のために、という傾向もずいぶん前から
高まっています。
チョコレートの高級化も驚くほどで、
この時期の期間限定、という特別感のある言葉とともに、
ふだん簡単に購入できないような、国内外のショコラティエの手による
宝石のようなチョコレートが見られます。
そしてその一粒一粒の値段の高さにもびっくり、
私のような庶民からすると、高嶺のチョコ。
なかなか手が届きません。。。
きょうは、家族や友だちと手軽に楽しむ、
手作りの焼きチョコを紹介いたします。
サクサクっとしてほろっとした食感にカカオ風味の
軽い焼き菓子。
チョコレート・スイーツを作る、というと、
製菓用のチョコレート(クーベルチュール)が要る? とか
チョコレートの扱いが難しい? 手間がかかる? 等々、
ふだんお菓子作りをしない人には、ハードルが高いかもしれません。
こちらの焼きチョコは、市販の板チョコを使った、
溶かして粉類を混ぜるだけの工程のシンプルで作りやすいレシピです。
市販のチョコに、ココアを加えているので、
カカオの風味がしっかり感じられます。
ココアもチョコレートもどちらも
近年その栄養効果がクローズアップされています。
が、チョコレート…市販の普通の板チョコ、とくに
ミルクチョコなどは、カカオ分が少ないので、
栄養面ではあまり期待できません。
こちらは、ココアを加えることで、カカオ豆の持つ
栄養価がアップ!
カカオ豆には、たんぱく質、カルシウムなどのミネラル、
食物繊維、ポリフェノール等が含まれています。
その効果は、免疫力アップ、動脈硬化の予防、便秘解消、
また、ストレスの軽減などなど…
身体に嬉しい効果が期待できます!
絞り出していますが、これは、生クリームのおまけ(?)に
ときどき付いている、プラスチックの使い捨ての袋と口金。
ない場合は、ポリ袋に入れて隅に小さい穴をあけて
くるっと絞りだしたり、また、
スプーンですくって落としてもOKです。
是非作ってみてください。
(ちなみに原価は1個10円くらいです)
◆ セサミ焼きチョコ
【材料】(15~18個分)
チョコレート 75g(市販の板チョコでOK)
(国産各メーカーの板チョコなら1枚半)
薄力粉・片栗粉 各10g(大さじ1)
ココア 6g(大さじ1)
エキストラバージンごま油 小さじ1/3
黒炒りごま 小さじ1
【作り方】
1.ボウルにチョコレートを砕いて入れ、50℃くらいの湯せんで
溶かす。(板チョコは砕いた方がはやく溶ける)
2.1にエキストラバージンごま油を入れて混ぜ、
薄力粉・片栗粉・ココアをふるい入れて均一に混ぜる。
3.粉っぽさがなくなると絞り出し袋に入れ、
(滑らかに混ざった状態)
直径3㎝くらいにくるっとまるく絞り出し、
黒ごまを散らす。
4.150℃に熱したオーブンで11~12分焼く。
5.粗熱をとって、網の上で冷ます。
※ 1で急いで沸騰しているお湯を使わないで!
高温になると、チョコの香りがとんだり、見た目(も食感も)
ぼそぼそになったりします。
また、お湯がチョコの中にはいらないように!
※ 3で冷えるとチョコが固まって絞りにくくなるので、
その時には、温湯でしぼった布巾であたためて使う。
【今回使用したのはコチラ】
●エキストラバージンごま油
●炒りごま(黒)