- 今日(京)のおばんざいなぁに
- 2025.04.10
ごま風味~牛肉のしぐれ煮
四月も上旬が過ぎました。
桜に椿、もくれんに菜の花、あしびにチューリップ
色んな春の花が百花繚乱。暖かく、いい気候になってきて
外を歩くのが楽しみです。
さて、今月は、お弁当作りの参考になるレシピや
アイデアをご紹介します。
きょうは、牛肉のしぐれ煮です。
「しぐれ煮」…美味しそうなひびきで、
漢字で書くと「時雨煮」…風情があります。
さまざまな風味が口の中を通り過ぎるのが、
一時的に降る時雨の様子に見立てられて名づけられたとか…?!
しぐれ煮は、あさりやはまぐり等の貝類や 牛肉に
生姜を加えて甘辛く煮た、いわば佃煮です。
ご飯が進む一品で、お弁当のおかずにもピッタリ!
わが家ではお弁当には、牛肉のしぐれ煮に赤ピーマンやにんじんを混ぜ
「赤い」おかずとしてお弁当に詰めることが多いです。
こちらお弁当箱の左のおかずは、
電子レンジ加熱した赤ピーマンと牛肉のしぐれ煮を
合わせて混ぜたものです。
お弁当には、白、赤、黄、緑、茶、黒が入っていると、
彩りがよく、栄養バランスも自然に整います。
赤い食材といえば、にんじんや赤ピーマン。
食べやすく切ってさっとレンジ加熱し、
牛肉のしぐれ煮と混ぜて再度さっとレンジ加熱すると、
たちまちご飯に合う、ほどよいボリュームの「赤い」一品になります。
こちらは、にんじんと合わせたもの。
にんじんはピーラーでひらひらに薄くそぐと、
火の通りがはやく、味のなじみもいいです。
もちろん、牛肉のしぐれ煮はそのまま詰めてもOK。
あと、ご飯と混ぜておにぎりにするもよし。
卵焼きに巻き込むもよし。
常備しておくと、重宝します。
今回のしぐれ煮の牛肉は、こま切れの赤身のお買い得なもの。
ただ、赤身はパサつきがちなので、一工夫。
加熱する前に、ごま油を混ぜ込み片栗粉をまぶして
コーティングしました。
うまみが閉じ込められ、口当たりがやわらかくなり、
ごま油の風味がついて、美味しく仕上がります。
そして味付けにオイスターソースを加えて
コクのある、深い味わい。
冷めても美味しく、冷蔵庫で5日ほど日持ちするので、
いろいろ使えます。
お弁当に、常備菜に、是非作ってみてください。
ごま風味~牛肉のしぐれ煮
【材料】
・牛肉こま切れ(切り落とし) 200g
A
【ごま油 大さじ1/2、酒・片栗粉 各小さじ1】
・生姜 大1かけ
・ごま油 大さじ1/2
B
【砂糖 大さじ1/2、酒・みりん・醤油・オイスターソース 各大さじ1】
・白炒りごま 少々
【作り方】
①牛肉は大きいところは食べやすく切る。生姜はせん切りにしておく。(一部、飾り用においておく)
②牛肉をポリ袋に入れ、Aのごま油、酒、片栗粉を順に加え、袋の外側から軽くもみ込む。
③鍋にごま油と生姜を入れ軽く炒め、①の牛肉を入れて軽くほぐしながら炒め、色が変わってくると、砂糖を加えて全体に混ぜる。Bの残りの調味料を加え、ほぼ煮汁がなくなるまで時々混ぜながら煮つめる。
④せん切り生姜、ごまを散らす。