- 今日(京)のおばんざいなぁに
- 2023.11.06
ごま香る~アボカドの白和え
早いもので11月です。
11月は別名「霜月」。その名の通り、霜が降りてくる時期
であることから付けられた呼び名です。
今年は11月に入ってからも、日中は夏のような日差しで、
二十四節気の「立冬」が迫っているとは思えない、
ところによっては夏日や真夏日さえ見られる暑さ。
「霜月」という名にそぐわない日々です。
11月の異名は他にも「霜降月」「霜見月」「雪待月」
「雪見月」「広寒月」など、「霜」「雪」「寒」が付いていて、
冷たい空気が漂ってきそうな名前です。
そんな中、「食物月」(おしものづき)という別名もあります。
かつて11月は、新嘗祭(にいなめさい)で収穫を祝い、新米などを
神様にお供えして、そのあと感謝していただいていたそうです。
秋の恵みの新穀物に感謝して食べる月、ということで
「食物月」という名がついたようです。
また「食欲の秋」と言われるのは、収穫の秋、実りの秋で、
美味しいものが増えることから、そして、
夏バテから回復して、冬に向けてエネルギーを蓄えるため、
等などいろいろ理由があるようです。
新米にご飯が進んで、副菜がもう一品欲しくなるのも
食欲の秋だからでしょうか。
きょうは、もう一品!というとき、手軽にできる一皿、
アボカドの白和えをご紹介いたします。
白和え、というと、お豆腐の水気をきったり、
和える具材を切り揃えて煮たり…と手間がかかるイメージがあります。
こちらの白和え、厚揚げを利用しているので、
豆腐の水切りが必要ありません!
厚揚げの周りを切り落として、中身の豆腐部分を粗くつぶして、
調味料を混ぜるだけなので、とても手軽。
周りの部分は、細切りにしたら油揚げのようなもの。
そのまま具にします。
サッとフライパンで乾煎りすると香ばしさが出てさらに美味しいです。
切るだけのアボカドと一緒に和えてあっという間に出来上がります。
練りごまを加えると、まったりとこくのある仕上がりに。
お酒のおつまみにもピッタリ、是非作ってみてください。
ごま香る~アボカドの白和え
【材料】
・アボカド 小1個
・厚揚げ 1枚(約150g)
A
【白ごまねりねり(白練りごま)・白味噌 各大さじ1強・うす口醤油 少々・白すりごま 大さじ1】
・レモン汁 少々
・わさび 少々
【作り方】
①厚揚げは周りの皮を薄く切り落とし、細切りにする。
切りにした皮(油揚げ状のもの)は、フライパンで乾煎りして、冷ましておく。
②中身はフォークなどでつぶす。
Aを加え混ぜて、味をととのえる。(お好みでわさびを加え混ぜる。)
③アボカドは6~7㎜巾のいちょう切りにして、塩少々をまぶし、レモン汁をふりかけ、①と合わせて②で和える。
※レモン汁は、アボカドの色どめ。なくても大丈夫です。