- 今日(京)のおばんざいなぁに
- 2023.06.01
ししゃもの南蛮漬け
はや六月となりました。
六月の声を聞くと、梅雨入りが気になります。
今年は、近畿は、先日5月29日に梅雨入りしたようです。
かつては、梅雨入り宣言、梅雨明け宣言という言葉もありましたが、
いつの頃からか「宣言」はせずに曖昧な言い方になってきました。
というのも、梅雨入り、梅雨明けの日を特定するのは難しいそう。
昨年、近畿は6月28日に梅雨明けして、
『観測史上最も早く、近畿地方で6月の梅雨明けは初めて』
と言われていましたが、秋(9月頃)には、梅雨明けは7月23日、
と修正されていました。
6月下旬からの晴天・猛暑が「梅雨の中休み」だったと判断されたためだそう。
早くからの猛暑に、梅雨明け時期が特定できない、という地域もあり、
昨年2022年は異例の梅雨だったようです。
今年の梅雨事情はどうなることやら…。
さておき、
梅雨のじめじめとした蒸し暑さが
これからやってくるのかと思うと、少し憂鬱になります。
気分も食欲も下がりがちな梅雨。
この時期にぴったりの、食指が動く常備菜をご紹介します。
野菜たっぷりの南蛮漬けです。
南蛮漬け、というと小アジを思う浮かべることが多いかもしれません。
甘酸っぱいたれがしみ込んだアジは、油で揚げてあるのでコクがあり、とてもおいしいです。
が、アジの下ごしらえ…うろこや内臓を取ったりは、
少々手間がかかりますし、また、油で揚げる、というのも、
ちょっと大変。
そこできょうは、ししゃもを使いました。
そのまま焼くだけでOKのものなので、下準備も何もいりません。
そして、揚げるのではなく、ごま油でこんがりと炒め焼きにします。
これで、南蛮漬けのハードルがぐんと下がったことと思います。
酸味のきいた漬け汁がじゅわっとしみたししゃもが美味しい!
ごま油の風味が隠し味で、一緒に漬けた野菜もうまみをすって
いいお味になり、たっぷり食べられます。
出来立ての温かいのもよし。
また、冷蔵庫で冷やして食べるのもよし。
作り置きもできて、嬉しい一品です。
食欲そそる一皿、是非作ってみてください。
ししゃもの南蛮漬け
【材料】
・ししゃも 約12匹
・薄力粉 少々
・ごま油 大さじ1~2
・玉ねぎ 1/2個
・にんじん 1/2本
・ピーマン 2個
A【だし 100㏄
酢 大さじ3
うす口醤油 大さじ1と1/2
みりん・砂糖・酒 各大さじ1】
・生姜 1かけ(お好みで)
・鷹の爪の小口切り 少々(お好みで)
【作り方】
①玉ねぎは薄切り、にんじんとピーマンはせん切りにする。
②フライパンにごま油を熱し、薄力粉をうすくまぶしたししゃもを並べて焼く(3分くらい)。
こんがり色よく焼けると返して焼く。(焼き色がつくまで2分くらい)
③Aを小鍋に入れて沸騰させ、生姜のすりおろしを加えて火を止める。
④バットに①の野菜と②、鷹の爪を入れ③の漬け汁を加え、全体に軽く混ぜる。味がなじむと器に盛り付ける。
※漬け汁とししゃもは、あついうちに混ぜ合わせると味がよくなじみます。
今回使用したのはコチラ