- 今日(京)のおばんざいなぁに
- 2022.08.30
野菜たっぷり~夏のミネストローネ
八月も残りわずかとなりました。
ようやく、朝夕はすこし涼しくしのぎやすくなり、
つくつくぼうしの鳴き声も聞こえるようになり、
夏の終わりを感じます。
とはいえ、まだまだ日中の残暑は厳しいです。
夏の終わりは夏の疲れが出やすい時季。
疲れをリセットできるよう、心がけましょう。
睡眠と休養をしっかりとって身体をやすめる!
そして、栄養のある食事をとる!
八月末日は、831で野菜の日。
きょうは、夏野菜たっぷりの献立を紹介いたします。
夏野菜…トマト、ピーマン、なす、きゅうり、
とうがらし、オクラ、ささげ(三度豆)。それから、
常備野菜の玉ねぎ、にんじん、じゃが芋…。
夏野菜には、夏バテ、熱中症等を予防し、体調を整えてくれる働きがあります。
きょうは、たっぷりの夏野菜(+常備野菜)を入れて、イタリアの家庭料理、ミネストローネを作りました。
ミネストローネといえば、玉ねぎ、じゃが芋、にんじん、
トマト…といった野菜を入れるイメージですし、
実際、レシピ本などを見るとそうなっています。
イタリア語では、「具だくさん」「ごちゃ混ぜ」
という意味のミネストローネ。
材料も、作り方も、地方や家庭によってさまざまで、
決まったレシピはないそうです。
トマトベースのスープ、というのも決まりではなく、
かつては(コロンブスがトマトを持ち込むまでは)
トマトなしの野菜スープだったそう。
日本のお味噌汁のように、家にあり合わせの野菜で
自由につくられていたのでしょう。
今日のミネストローネは、いつもの材料に加え、
なす、きゅうり、オクラ、ささげなどの夏野菜を加えました。
下のレシピに書いた野菜の種類も分量も参考。
キッチンにあるもの、残り物など、どんな野菜でもOKです。
たくさんの野菜から、味、甘み、旨みがでて、
塩、こしょうだけで、深みのある味わい深いスープになります。
一般的なミネストローネのレシピではコンソメが入ることが
多いのですが、塩こしょうだけで十分美味しいです。
(オレガノ、ローリエなど香辛料が加わるとさらに風味豊かになります。)
あと、ここに、パスタを入れたり、
豆類やベーコン、チーズ等入れるとボリュームも出ます。
美味しさアップのコツは、
エキストラバージンごま油で野菜をしっかり炒めること。
是非作ってみて下さい。
夏の疲れが吹き飛ぶおいしさです。
夏のミネストローネ
【材料】(3~4人分)
にんにく 1かけ
玉ねぎ 小1個
にんじん 小1本
じゃが芋 1個
ピーマン 2コ
とうがらし(赤) 1本
ささげ(三度豆) 5本
トマト 2コ
なす 1本
きゅうり 1本
オクラ 5本
エキストラバージンごま油 大さじ2
塩・こしょう 各適宜
香辛料(ローリエ、バジル、オレガノ等)
白すりごま 少々
【作り方】
①にんにくはみじん切り、トマトは約2cm角切り、残りの野菜は全部1㎝角くらいに切る。
②鍋に油とにんにくのみじん切りを炒め、香りが立つと野菜を順番に炒める。塩をふりかけて、ゆっくり炒める。
③水2カップ入れて沸騰すると、香辛料を加え具材が柔らかくなるまで煮て、塩、こしょうで味付けし、器に盛り白すりごまとこしょうを散らす。