朝夕のひんやりした空気、
高い空にたなびくうろこ雲、
どこからか漂ってくる金もくせいの香、
日没のあとのひそやかな虫の声…。
そして、
野菜売り場では、旬を迎えたさつま芋がたくさん並び出しました。
さつま芋といえば、イラスト等でよくみられるような
赤紫色の皮の紡錘形(両端が細くなった楕円形)で、
中身はクリーム色のものが一般的…


…なのですが、いつのころからか品種が驚くほど増えています。

皮の色も、茶色っぽいもの、白っぽいもの、
中身も、オレンジ色、黄色、紫色、ほとんど白色、
形も、丸みを帯びたもの、細長いもの、うまく説明できないような
安定しない形のもの・・・多種多様です。

そして、食感。
昔ながらの根強い人気のほくほく系、
やわらかで粘りのあるねっとり系、
その中間のような、滑らかな口当たりのしっとり系。

いずれも、最近のさつま芋は
甘みが強くて、とてもおいしいですね。

ただ、焼き芋やスイーツにする分にはいいけれど、
甘くて、おかずにならない…という声もよく聞きます。


きょうご紹介するのは、
ご飯に合う、さつま芋の甘辛味の一皿です。

さつま芋と異なる食感、しゃきっと感のある
れんこんと合わせました。
いずれも電子レンジ加熱してから炒め合わせるので
早く火が通り、味がなじみます。


ごま油の風味にみたらしのたれのような甘醤油味が
よく合い、ご飯が進みます。
たっぷりとまぶした炒りごまが香ばしくあとをひく味…

さつまいももれんこんも、食物繊維、ビタミン、ミネラルが豊富。
たっぷり含まれた食物繊維が、
腸内環境を改善、便秘を解消してくれます。

また、いずれもビタミンCが豊富。さつま芋とれんこんの
ビタミンCはでんぷんに守られているので、加熱しても壊れにくく、
効率よく身体に吸収され、免疫力を強化してくれます。


身体に嬉しい旬の味覚、是非つくってみてください。

 

さつま芋とれんこんの胡麻みたらし風味