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今日(京)のおばんざいなぁに
2025.12.22

冬至粥~南瓜と小豆と胡麻

今年の冬至は、12月22日です。
一年で最も昼の時間が短い日である冬至、
この日に、柚子湯につかる風習、そして、
かぼちゃの煮物など、かぼちゃの一品を食べるという食習慣は
けっこう根づいているのではないでしょうか。

かぼちゃ以外にも冬至に食べるといいとされる食材はいろいろあり
ます。「ん」が二つ付く食べ物を食すると「運」が呼び込める…
・なんきん(南瓜 かぼちゃ)
・にんじん(人参)
・れんこん(蓮根)
・ぎんなん(銀杏)
・きんかん(金柑)
・かんてん(寒天)
・うんどん(饂飩 うどん)
…南瓜はじめ この七つの食材は「〇ん〇ん」と二つの「ん」がつく
強力な運をもつ食材として「冬至の七種(ななくさ)」とも呼ばれて
いるようです。

いずれも、栄養面ですぐれた食材なので、運気だけでなく、
これからやってくる厳しい寒さを乗り切る、という意味もある
のでしょう。

なかでもかぼちゃは、とりわけ栄養価が高い緑黄色野菜。
ビタミンやミネラル、食物繊維などバランスよく含み、
消化されやすいデンプンもたっぷり含まれています。
このデンプンのおかげで、かぼちゃのビタミンCは
加熱しても壊れにくいのです。

古来、風邪を予防する食材とされてきたこと、また、
夏に収穫して長く追熟することで味がよくなることから、
冷蔵技術がなかった時代に、冬の野菜として重宝され、
冬至に食するようになったのかもしれません。

それから、
「冬至粥」はご存じでしょうか?
地域によってはマイナーなのかもしれませんが、
冬至粥はキホン小豆の入ったお粥です。
小豆の赤色で邪気をはらい、無病息災を祈っていただきます。

小豆粥というと、1月15日小正月の行事食として有名ですが、
いずれも、災厄から身を守り健康に過ごせるように、という
願いをこめていただく、中国から伝わった風習です。

小正月の小豆粥は、お餅を加えることが多いです。
今回、冬至といえば南瓜! かぼちゃを入れた小豆粥を作りました。

かぼちゃは、食べやすくさいの目切りにして、ごま油で炒めてから
煮ます。

早くやわらかくなり、ごま油の風味がついて美味しくなり、また、
かぼちゃにたっぷり含まれるβカロテンが、
油と摂ることで吸収がよくなる…と一石三鳥です。

ほっくりと煮たかぼちゃは、皮の付いてる部分は少し歯ごたえが残り、
皮のない部分は煮くずれてやわらかく、それぞれの食感が心地よく、
口の中に自然な甘みが広がります。
小豆は、甘く煮た小豆あんはもちろん美味しいのですが、
甘くない小豆は、小豆そのものの繊細な風味が感じられ、素朴な
味わい。しみじみと身体にしみわたるような美味しさです。

上にちらした黒胡麻は、色目も香りもアクセント。
炒ってからふりかけると、香ばしさが際立ちます。

ごはんは、手軽で時短になるよう、炊いたごはん(残りごはん)で
作りました。

こちら、雑穀入りのごはん。つぶつぶ、ぷちぷち、もちもち…と
豊かな食感で、雑穀の香ばしさも味わえます。
普通の白ごはんでも、おいしく出来上がりますのでお好みで…。
今年の冬至かぼちゃ、お粥にしてはいかがでしょう!?!

 

冬至粥~南瓜と小豆と胡麻

【材料】(2人分)
・(雑穀)ごはん 茶碗1杯分(約140g)
・かぼちゃ 70g
・ごま油 小さじ1~2
・塩 少々
・蒸し小豆 大さじ2
・黒炒りごま 小さじ1

【作り方】
①(雑穀)ごはんはザルに入れて軽く洗い、水気を切っておく。(どろっとやわらかに仕上げたいときは、洗わなくてOK)

②かぼちゃは約1cm角に切る。

③鍋にごま油を軽く熱し、②のかぼちゃと塩を入れて炒める。全体に油がまわると①のごはんも加えて一炒めする。

④水(約300cc)を加えて煮る。かぼちゃとごはんが好みのやわらかさになると小豆を入れてひと混ぜして火を止め、器に入れ、黒ごまを散らす。

※ごはんは洗うことで、粘りが出にくくなります。洗うとサラッとした仕上がりになり、洗わずにそのまま炊くととろっとやわらかになります。お好みで。

※小豆は、甘みのないものでも、ほんのり甘くしてあるものでも、お好みで選んでください。

今回使ったのはこちら

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