- 2020.07.24
ゴマバター
今朝は涼しい胡麻ですか、なんとなく冷やしうどんが食べたくなりました。
ここ数年ラーメンやうどんなど、麺の茹で加減の好みが柔らかめになってきています。
有名博多ラーメン店で、他のお客さんが「バリ硬やハリガネ」と硬めを注文する方が通なようなお店で、「すみません、麺柔らかめでお願いしまぁ〜す」と言ったら、周りからジロッと見られたことがありました。でも私は、柔らかい方がスープも絡みやすく、消化にも良いような気がするんです。
そういうことで、今朝の冷やしうどんも麺柔らかめです。麺汁には最初からすり胡麻と練りワサビを入れて食べ始めました。途中から味変で練り白胡麻を加えましたご、今回は只今試作中の塩味のものでした。
以前に山田製油の胡麻油は祖父の味で、練り胡麻は祖母の味だと書いたことがありました。その練り胡麻を復活するにあたり、祖母の味を思い出しながら試作して、師匠格の方にも試食してもらいました。その感想が塩味が強すぎると言うことでした。確かに京料理や精進料理で普段使い慣れている練り胡麻に比べたらそうだと思い、私が新たに製品化する時には、塩分の無い練り胡麻にしました。
しかし、祖母の作っていた練り胡麻は「ゴマバター」という名前で販売していたくらいに、動物性のバターの代わりに使うような製品だったのです。
新しい石臼を導入して、よりきめ細かいクリーミーな練り胡麻が製造できるようになったこの機会に、祖母の味であるゴマバターを復刻させたくなりました。
バターと同じように料理に使うと結構いけるんです。もしかしたら、モニターを募集するかも知れませんので、興味のある方はお知らせ下さい!