9月29日の日曜日にゴマクロサロンで上映会を行います。
私の大学院での研究テーマは、食品ロスの製品化でした。その研究過程で環境管理会計という分野があることを知り、学会員登録をしました。その学会から送られてくる雑誌で、映画「世界で最も汚染された川」が紹介されていました。一度社内で試写会を行い、この映画は皆さまに観てもらう価値があると判断したので、上映会を開催することになりました。
映画の舞台はインドネシアに流れるチタルム川です。上流にある工場から流れる排水が問題視されているのですが、その工場の大半が世界中で多くの人が知っており、また着ているファッションブランドの繊維工場です。もちろん日本のユニ〇〇の関連工場もあります。
私たちのオシャレのために、発展途上国の住民が、どれだけの健康被害を受けているかを教えてくれる映画です。
当初、私は発展途上国にさまざまな負担の上に、先進国が成り立っているのだなとの思いから鑑賞していましたが、衰退していく日本も今後同じような負担を背負わされると感じました。
福島原発事故由来の放射能汚染土を全国の児童公園や河川の堤防の基礎部分に使用するという狂気の政策が実施されています。原発から直線距離で200km程の所にある東京では、オリンピックに浮かれてか、まだまだ高層ビルが建築が行われています。もう大半の人にとって福島原発事故は過去の出来事のなっており、放射能に対して鈍感になっています。
今後、驚異的なスピードで人口減少がして、国力や経済力が衰退していく日本は、もしかしたら世界の放射性廃棄物の最終保管場所になることが生き残る道つもりではないかと、映画を他人事として観ることができませんでした。
すごく悲観的な私の想いかも知れませんが、ぜひ皆さんと映画を観て、その後に話し合いたいと考えています。

開催日 9月29日 日曜日
場所 ゴマクロサロン
上映スケジュール 第1部10:30〜12:30
第2部14:00〜15:30
第3部17:00〜18:30
参加費2160円（税込）山田製油のフードロス商品のお土産付き

お問合せ ゴマクロサロン 075-257-5096